フランス語の命令文の作り方!【基礎編】簡単なお願いやお誘いを言えるようになろう!

今回の記事はフランス語の、命令文に関しての説明を書いていきたいと思います!

 

人間
・命令文の作り方を教えて!

・文法的にどういう用法か知りたいな〜

・使い方も基本的なことからしっかり理解したい!

 
こんな疑問に答えた記事になっています。フランス語の命令文は、日常でも頻出なのでぜひマスターしてしまいましょう。
①:命令文の意味と使い方
②:具体的な命令文の作り方
③:否定文・丁寧な言い方の表現

この記事はこんな感じの内容になっています。これさえマスターしたら、もう命令文の基本は理解できていると思いますよ!

それでは、さっそく見ていきましょう!
 
命令

命令文の意味

まずは命令文を使うときがどんな状況なのかを説明していきましょう!

フランス語の命令文を使った場合、以下の3つのどれかの意味になります。

【命令文の意味】

  1. 命令する…(例)ゆっくり話して!
  2. 勧誘する…(例)一緒に話しませんか?
  3. 依頼する…(例)持ってきてくれますか?

ここでは単純に命令口調という意味ではなく、お誘いするときなどにもこの命令文を使うということを覚えておきましょう!

命令文の作り方の要点

法について

さきほどから分かりやすいように、命令文という言葉を使っていました。

しかしこれは厳密にフランス語の文法において説明すると、「命令法」の説明ということになります。

命令文を作るときは「命令法」を用いるということです!

余談かもしれませんが、フランス語は「」×「時制」にしたがって活用したり、文の構造が決まることをお忘れなく!!なんのこと?と思った方はこちらで解説していますのでチェックしてください。

【直接法・条件法・接続法】フランス語文法の「法」ってなに?

さておきここでは、「命令法現在」の文を作ればいいということです。

「お母さんが帰るまでに宿題を終わらせなさい!」などの未来の命令については、ここでは省略します。

主語がない!

命令法の一番の特徴は、主語がないという点です!

そして、動詞が先頭にきます。これが最も重要なポイントです。英語と似ていますね。

【命令法の文】

主語がなく、動詞が先頭にくる。

(例)

Tu parles lentement. あなたはゆっくり話す。

Parle lentement. ゆっくり話して。

全部で3パターン

そして命令法は大きく分けると3パターンに分類できます。

tu / nous / vous のそれぞれに対応する形があるので、それぞれ分けてみていく必要があります!動詞の形がこれらの分類の基準です。

要点まとめ

とりあえずここで作り方の重要な点を振り返っておきます!

  • 命令文を使うときは、フランス語の「法」でいう命令法を使う。
  • 主語がなく動詞で始まる。
  • tu / nous / vous の3パターンに分けられる。

ざっくりこんな感じです!それでは簡単なイメージがつかめたところで、いよいよ細かい作り方の説明に入っていきましょう!

文頭の動詞に注目

ここからはさきほど説明したように、文頭の動詞が tu / nous / vous のどのパターンなのかという点に注目していきましょう。

先にざっくり説明します。

  • tuパターン → 命令の意味
  • vousパターン → 命令の意味(丁寧な場合・複数の相手)
  • nousパターン → 勧誘の意味

以下で確認しましょう。

tuパターン

このパターンは、「命令」の意味で使います。

親しい間柄で、「〜〜してよ」っていう感じのニュアンスです。

主語をとって、動詞を命令形の形にしましょう。

  • Regarde ! 見て! ←Tu regardes.
  • Mange bien ! いっぱい食べてよ! ←Tu manges bien.
  • Parle plus lentement. もう少しゆっくり話して。←Tu parles plus lentement.

基本的にこれは、ほとんどの動詞の場合2人称単数の活用のときの末尾のsをとった形です。

vousパターン

これもさきほどと同じように「命令」の意味です。

しかし、tuとは異なって丁寧に話す相手に対しての場合、あるいは、複数の相手に対しての場合のときに使います。

  • Allez ! 行ってください。
  • Travaillez bien ! よく働け!

このときの動詞の形は、「直説法現在」の活用と同じです。

nousパターン

これは、上の2つとは違って「勧誘」の意味になります。

自分も含めて相手を誘うときに使いましょう!「〜〜しようよ!」って感じです。

  • Dansons ! 踊りましょう!
  • Marchons ! 歩きましょう!

こんな感じです。このときも動詞の活用は「直説法現在」と同じなので、主語のnousをとればいいだけです!

 

例外の動詞

さ〜ていよいよ例外の説明です。

この記事では基礎編として書いているので、まずは全体を理解してもらうために細かい内容までは触れていないのですが、こいつらには触れとかないとダメでしょう!

avoirêtreです。やっぱりどの言語も使用頻度が高いものはよく例外になりますからね!

avoir

avoirの動詞は、命令法のとき大きく形を変えます。

  • tu as →  Aie.
  • nous avons →  Ayons.
  • vous avez →  Ayez.

(例)Ayons du courage ! 勇気を持ちましょう!

être

êtreも同様です。しっかり覚えましょう!

  • tu es →  Sois.
  • nous sommes →  Soyons.
  • vous êtes →  Soyez.

(例)Soyez gentil avec elle. 彼女に優しくしてください。

否定形の仕方

否定形の仕方もちゃんと合わせて覚えておきましょう。

Ne 〜 pas で動詞をはさむというやつです。命令法じゃないときもこのようにして否定形を作っていましたね!

フランス語の否定形はneとpasで動詞をはさめばオッケー!

(例)Ne parlez pas. 話さないでください!

こんな感じです。ここではこれぐらいの説明でとどめておきます!

丁寧な言い方

命令する言い方の表現ですが、ある単語をつけると丁寧な表現になります。

相手になにかお願いするときは付けた方が感じがいいかもしれませんね!

そのある単語は、英語でいうpleaseです。

フランス語ならs’il vous plaîtですね!
  • tuのパターンのときはs’il te plaît
  • vousのパターンのときはs’il vous plaît

をつけて使いましょう。

まとめ

以上がフランス語の命令法の使い方の解説でした!

細かい例外や規則などは他にもいっぱいありますが、とりあえずはこれを覚えていたら学習初期は困らないかもしれません。

まずは基礎編の内容をしっかり頭にいれていただいて、さらに知識を増やしていきましょう!

まとめです。

【フランス語の命令法】

  • 主語がなく動詞から始まって、動詞の3つのパターンに分類される。
  • tuとvousのパターンが「命令」。
  • nousのパターンが「勧誘」。
  • avoirとêtre の命令法は別に覚えなければいけない。
  • 否定を作るときはNe+動詞+pas。
  • 丁寧に表現するときはs’il vous (te) plaît.をつける。

引き続きフランス語の勉強頑張っていきましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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