今回の記事はフランス語の「否定の言い方」のいろんな表現をまとめて解説していきたいと思います!
・使い方がイマイチわからないんだよね、、
・単語は知ってるけど、例文と一緒に学びたい
②:否定の表現一覧
③:例文とともに解説
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までの知識がだいぶ整理されているはずですよ!
否定文の基本
まずは否定文の基本から見ていきましょう。
基本は、ne と pas を使いますね。これで動詞をはさめばオッケーです。
これで、「わたしは日本人ではない」という否定の文を作ることができます。
このような基本的な否定文の作り方については、超基礎内容なので別の記事で解説しています。こちらを参考にしてください。
否定の表現
それでは先に、neとともに使う否定の表現を挙げておきましょう。
以下の表現です。
- ne 〜 pas 〜ではない
- ne 〜 point まったく〜ない
- ne 〜 guère あまり〜ない
- ne 〜 jamais 決して〜ない
- ne 〜 plus もう〜ない
- ne 〜 que 〜しかない
- ne 〜 rien なにも〜ない
- ne 〜 personne だれも〜ない
こんな感じです。
先にまず全体を把握したところで、以下で内容を見ていきましょう。
具体的な解説
それでは一つ一つ順番にいきます。
ne〜point
まず最初は、ne〜point という表現です。これは文語体なので、会話ではなかなか聞かないかもしれませんね。
point というのは、「点」という意味がありますから、「一点も〜ない」という感じで少し強調する否定の言い方です。
ne〜guère
次は、ne〜guère という表現です。こちらもなかなか会話で用いられることはないかもしれません。「あまり〜ない」という表現です。
これは文語体というよりも改まった言い方の一つです。よりくだけた雰囲気では、
ne 〜 pas beaucoup
この方がよく使いますね!
ne〜jamais
次は、ne〜jamaisという表現です。ここからは比較的よく使う表現です。
「決して〜ない」「絶対に〜ない」という意味です。
ne〜plus
次は、ne〜plus という表現です。これも、日常でもよく使います。
「もう〜ない」、「もはや〜ない」という表現です。
ne〜que
次は、ne〜queという表現です。これは英語で言うと、なかなか同じような表現は見つからない独特の表現ですね。
「〜しかない」「〜のみである」という表現です。
これは「否定」というよりもむしろ、その内容を強調するような表現ですね。
ne〜rien
次は、ne〜rienという表現です。これは、「なにもない」と言いたいときに使いましょう。
ここで紹介しているものの中でも、
- rien
- personne
この2つだけは、文頭において否定形にすることもできます。
- (例)Ce n’est rien. なにもないよ(たいしたことないよ)。
- (例)Rien n’a changé. なにも変わっていない。
ne〜personne
最後に紹介するのが、ne〜personneです。「だれも〜ない」という表現です。
こちらも先ほど書いた通り、文頭においても使えます。
- (例)Il n’y a personne. だれもいない。
- (例)Personne n’aime ça. これを好きな人はいない。
合わせ技のとき
今まで、ne をともなった否定の表現を見てきました。
これらを個別的に見ていくと、そこまで難しい文法ではありません。とりあえず覚えたら使えるかな、という感じです。
つまり、これらの先ほど見た表現を重ねて使うことができるのです。
このような重ねた表現のときだけ、語順がややこしくなるので確認しておきましょう。
- ne 〜 plus jamais もう決して〜ない
- ne 〜 plus rien もうなにもない
- ne 〜 plus personne もうだれもいない
- ne 〜 jamais rien 今までなにもない
- ne 〜 jamais personne 今までだれもない
これだけ整理して覚えておけば大丈夫です!
いかがだったでしょうか。これからも引き続きフランス語の勉強頑張っていきましょう!