今回の記事では、フランス語の「原因や理由を表す接続詞」について紹介していきたいと思います。
- 原因や理由の表現方法を知りたい!
- 単語を覚えても使い方がイマイチ分からない〜
- 例文と一緒に学びたいな〜
こんな疑問を解決した記事になっています。
フランス語でなにかを伝える際には、「原因や理由」の使い方を覚えると、表現の幅がぐっと広がりますよね。
ここでは、分かりやすく意味の点と文法的な点に分けて紹介していきます。
①:使える接続詞4種類
②:どんなときに使うのかの説明
③:4種類を順番に解説
②:どんなときに使うのかの説明
③:4種類を順番に解説
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、もう理由を説明する表現には困らないはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
まずは4種類の接続詞
まず最初に、今回紹介する「原因・理由」を表す接続詞4種類を示しておきます。
ズバリ、以下の4つです。
- parce que
- puisque
- car
- comme
どの単語もめちゃくちゃ使用頻度は高いと思うので、これら全部の単語を知っている方が多いはずです。
特に、parce queとpuisqueの違いについては混乱する人が多いと思うので、以前に記事にしています。
この2つの単語の違いだけ知りたい方は、こちらで確認してください!
共通点について
では、ここからそれぞれの単語の違いについて書いていきたいのですが、そのまえに、「共通点」の方を先に確認しておきましょう。
共通点が多いからこそ、「違い」に注目することになるのです
休憩がてら、例を見てみます。
スマホとガラケーの違い
→「電話することができる機械」という共通点を持つ
上記のような特徴があるからこそ、逆に2つの違いが際立ちます。
逆に、
コーヒーと指輪の違い
→共通点があまりないため、違いを説明するのがムズカシイ
どうでもいいことのように見えますが、違いを説明したり、理解したりするときには意外と「共通点を把握すること」が鍵になることもあるので、念のため書いておきました。
共通点は「意味」
では、さきほどの4つの表現の共通点を確認します。
それは、
- だから
- なぜなら
- というのは
- なので
このような意味を持つ表現で、
- 理由
- 原因
- 根拠
上記のような用法で使います!
では、違いの解説
ここまでの説明が、長くなってしまってスミマセン。
ここからは、
- 意味の違い
- 文法的な用法の違い
この2点に分けて確認していきましょう!
意味の説明
それでは、ニュアンスの違いの説明です。以下にザックリ箇条書きでまとめました。
- parce que:相手が知らないことについて話すとき
- puisque:相手やみんなが知っていることについて話すとき
- car:自分の判断の根拠を話すとき(やや文語的)
- comme:相手が知っていることを確認するとき(念を押す)
こんな感じです。
ポイントは、その理由が「自明かどうか」ですね。
carはどちらでも使えますが、書き言葉のときに多く使われるイメージです。
用法の説明
では、次に用法を解説します。
parce que
- pourquoi ?で聞かれたとき:文頭で使う
- その他:主節の後で使う
puisque
- 文頭において、主節を導くことが多い
car
- 常に、主節の後で用いる
comme
- 常に、主節の前で用いる
こんな感じで使うので、ぜひ覚えておきましょう!
例文
最後に例文で確認しておきましょう。
- Pourquoi il est absent ? —Parce qu‘il est malade.
彼はなんで欠席しているの?–病気だからです。 - J’ai mal à la tête parce que j’ai trop bu hier soir.
昨日飲み過ぎたので、頭が痛い。 - Je le ferais, puisque c’est nécessaire.
それは必要なことなので、わたしがそれをしましょう。 - Il est fatigué, car il a travaillé toute la nuit.
彼は一晩中仕事をしていたので、疲れている。 - Comme on est dimanche, les banques sont fermées.
今日は日曜日なので、銀行は閉まっている。
以上が、「原因や理由」を表す接続詞の意味と用法についての説明です。
- parce que
- puisque
- car
- comme
ぜひ、使えるようにしておきましょう〜!
他にも気になる文法があれば、以下でチェックしてください。
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