今回の記事では、フランス語の「話法の転換の際に使う副詞」について解説していきたいと思います。
- 間接話法ってどうやって作るの?
- どんな点に注意すべきか教えてほしい
- 具体的な表現をまとめて教えて!
②:時と場所に関する副詞
③:覚えておくべき表現一覧
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、もう今までよりも間接話法について理解できているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
間接話法の注意点
それでは、さっそく具体的な説明に入っていきたいと思います!
そもそも間接話法とは
まず、直接話法と間接話法の違いについて理解していないと、今回の内容はムズカシイですので、こちらで確認しておいてください。
これらの違いについて、分かりやす〜く解説しました!
この3点に着目
それでは、直接話法と間接話法の違いが分かったところで、改めて注意点の話です。
先ほど紹介した記事でも書いていますが、直接話法から間接話法を作る際に気をつけておくべきことは、以下の3点です。
直接話法を間接話法にする際に注意する点
- 人称の変化
- 時制の変化
- 時に関する副詞の変化
この3点に気をつけておかなければなりません。
そして、この記事で解説するのは3つ目の「時に関する副詞の変化」についてです。
一応副詞に入るので、ここでは「時」に限らず「場所」に関する副詞も取り上げていきます!
時の副詞の変化
それでは、「時の副詞の変化」の説明に入ります。
まず、変化させなければならない理由を確認しましょう。
例えば、発言当時は「今日」を基準にした言い方でも、あとから引用される時にはすでに過去になっているため、「その日」と話さなくてはいけません。
同様に場所についても言えます。
「ここに置いて!」って発言しても、場所が変われば「ここ」ではなくて、「そこ」になりますね。
こういう表現がいくつかあります。
「時」と「場所」の表現一覧
それではやっと、具体的な表現を紹介します!
- aujourd’hui(今日)→ ce jour-là(その日)
- demain(明日)→ le lendemain(翌日)
- hier(昨日)→ la veille(前日)
- après-demain(明後日)→ le surlendemain(翌々日)
- avant-hier(おととい)→ l’avant-veille(前々日)
- demain matin(明日の朝)→ le lendemain matin(翌日の朝)
- hier soir(昨晩)→ la veille au soir(前日の晩)
- maintenant(今)→ à ce moment-là(その時)
- le mois dernier(先月)→ le mois d’avant(précédent)(前の月)
- le mois prochain(来月)→ le mois d’après(suivant)(翌月)
- il y a 3 jours(3日前)→ 3 jours avant(その3日前)
- dans 3 jours(3日後)→ 3 jours après(その3日後)
- ici(ここ)→ là(そこ)
これが、覚えておくべき表現の一覧です。これだけ覚えておけば、まず困ることはないはずです。
以上が、間接話法を作る際に必要な「副詞」に関する解説でした。
みなさんの参考になれば幸いです!