【フランス語の基本】er動詞と呼ばれる第一群規則動詞の活用について学ぼう!【直説法現在】

今回の記事では「フランス語のer動詞の活用」について、分かりやすく書いていきたいと思います。

人間
  • 動詞の活用で挫折しそう
  • ややこしくて覚えるのが苦手
  • しっかり整理して理解したい!
 
こんな疑問を解決した記事になっています。
フランス語って動詞の活用がいろんなパターンあってめちゃくちゃややこしいですよね。でも、約9割はer動詞なので、まずはここを整理して理解しましょう
①:語幹と語尾に分ける
②:語尾の変化パターンについて
③:変則活用する動詞

この記事の構成はこんな感じです。これを読めばフランス語の動詞の活用について、今までよりもスッキリ整理して理解できているはずです。

それでは、さっそく見ていきましょう!
 

第一群規則動詞

それではまず、今回紹介するフランス語の「第一群規則動詞」について書いていきます。

これはズバリ、

動詞の不定形(原形)の語尾が、-erのもの

です。これがフランス語の動詞の大半を占めています。

ただし、aller不規則に変化する第三群動詞なので例外です。

第一群規則動詞、第二群不規則動詞、第三群動詞(不規則)についてや、フランス語の動詞の活用の全体図を把握したい方は、こちらの記事を参考にしてください。

具体例

ほとんどがこの「erで終わる動詞」に当てはまるので、例を挙げたらキリがありませんが、念のためいくつか挙げておきます。

【er動詞の具体例】

  1. aimer 好き
  2. parler 話す
  3. manger 食べる
  4. s’appeler 呼ばれる
  5. habiter 住む
  6. jouer 遊ぶ
  7. travailler 働く
  8. danser 踊る
  9. entrer 入る
  10. écouter 聞く

これでもう、みなさん「第一群規則動詞」がどんな動詞か理解できましたね!

活用する部分

さて、続いて待っている作業は語幹」と「活用語尾」に分けることです。

ここでまず、この2つの単語の意味をまとめておきましょう。

  • 語幹:活用しない(=変化しない)部分
  • 活用語尾:活用する(=変化する)部分

このようにフランス語では、主語が変わっていくことによって、動詞が形を変えていくんですね。これが活用です。

英語の場合

英語では、「主語によって動詞が形を変える」というのはなかなかないかもしれませんが、「三単元のS」なんかと似たようなイメージです。

  • I play the piano.
  • She plays the piano.

このように主語が「3人称単数」の時だけ、動詞が少し形を変えていますよね。

これがフランス語では、6つのパターンで変化するということです。

1人称単数、2人称単数、3人称単数、1人称複数、2人称複数、3人称複数

(例)aimer

それでは実際に、フランス語のaimer(愛する)という動詞を使って、どんな活用をするのかを確認していきたいと思います。

まず、aimerという動詞を「語幹」と「活用語尾」に分けます。

aimという語幹の部分はこのままなので、変化する活用語尾を「er」の部分に当てはめていきます。

er動詞の活用語尾は、以下のようになっています。

  • je -e
  • tu -es
  • il -e
  • nous -ons ←!
  • vous -ez ←!
  • ils -ent

さて、これで「直接法現在」の動詞aimerの活用が完成しました!

  • j’aime(ジェム)
  • tu aimes(チュエム)
  • il aime(イレム)
  • nous aimons(ヌゼモン)
  • vous aimez(ヴゼメ)
  • ils aiment(イルゼム)

これが6パターンの活用です。

発音の確認

活用のパターンが理解できたから、これでもう大丈夫だ!と思ったら大間違いです。

大事なのは、ここからです。

これをしっかり頭に入れておかないといけません。

スペルは異なるけど、発音が変わるのはnousvousの時だけ

活用語尾が、e, es, ent とかあったりしますが、発音は同じです。

間違っても、「チュエムス」や「イルゼメント」とは発音しないでくださいね!

母音で始まる場合

ただし、動詞が母音で始まる場合は、3人称複数のときにエリジオンすることをお忘れなく!

ils aiment この赤字の部分は音が繋がって、zの音が出てきます。

ちょっとした例外

これで、もうフランス語の動詞の約9割がマスターできたようなものです。

ですが、ちょっとした例外もあるのでここで確認しておきましょう。発音のための微調整です。

ざっくり言うと、以下の4パターンです。

  1. nousの活用で1字変則的になる
  2. nous,vous以外でeをèにする
  3. nous,vous以外でéをèにする
  4. nous,vous以外で音を重ねる

順番に見ていきましょう。

1字変則的になる

まず、nousの活用の時に変則的になるパターンです。

これは、発音の規則がしっかり頭に入っていれば問題ないです。

フランス語の勉強では、なによりもまず発音規則をマスターすることが大事ですから、しっかりスペルを見て読める状態になっておきましょう。

それでは例を挙げます。
voyager(旅をする)という動詞は先ほどのルールに従うと、nousの活用の時、
voyagons になります。
これはヴォワイアゴンになってしますので、eを補ってvoyageonsにしましょう。
  • mangerも同様に、mangons→mangeons
  • commencerの場合は1字変更で、commencons→commençons
たったこれだけのことです。

e, é が è になる

次は、nous, vous 以外のときに変則的な形になります。

  • acheter → J’achète
  • se promener → Je me promène
  • préférer → Je préfère

このようなパターンです。以下のような、フランス語の特殊記号についてはこちらでまとめています。

  1. accent aigu:é
  2. accent grave:à è ù
  3. accent circonflexe:â ê î ô û
  4. tréma:ë ï ü
  5. cédille:ç

子音を重ねる

最後は、nous,vous以外で子音を重ねるパターンです。

  • jeter → je jette
  • appeler → j’appelle

このような変化をします。

まとめ

以上が、フランス語の第一群規則動詞の活用の説明です。

最後にまとめをしておきます。

第一群規則動詞 → erで終わる動詞

語幹活用語尾に分けられる

(例)aimer → aim + er

【活用語尾の変化】

  • je -e
  • tu -es
  • il -e
  • nous -ons ←!
  • vous -ez ←!
  • ils -ent

nousとvousの場合は発音が異なるが、あとは同じ!

※たまに発音の微調整で、スペルがちょっと変わるものがある

これで活用については、フランス語の動詞の約9割はマスターです。

ライオン
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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