今回の記事では、フランス語の複合過去の時制において「複合過去の意味と用法」について解説していきたいと思います。
- 複合過去ってどんな時制か分かりにくいな〜
- どんなときに滬の時制を使うの?
- 例と一緒に分かりやすく教えて欲しい
②:2パターンの作り方
③:例文とともに解説する
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までよりも複合過去について理解できているはずですよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
複合過去について
それでは、「複合過去」という時制について見ていきます。
つまり「終わったこと」について話すときに使いますね。過去時制の中でも、1番よく使う表現です。
- J’ai parlé avec mon père. 私は父と話した。
- On a mangé le petit déjouner. 朝食を食べた。
- Tu as regardé la télé. あなたはテレビをみた。
このように、動作が完了していることに対して使います。
現在完了
それに加えて、「現在完了」としての使い方もあります。簡単に言うと、以下の用法があります。
「経験」と「完了」です。
- 〜〜したことある?という経験
- もうすでに〜〜した?という完了
Tu as déjà visité la tour Eiffel ?
エッフェル塔を訪れたことある?(経験)
Vous avez déjà vu ce film ?
あなたはすでにこの映画見ましたか?(完了)
後で解説しますが、この用法は「avoir+過去分詞」で作ることができます。
なので、英語の「have+過去分詞」の現在完了と同じ感じだとイメージされるかもしれませんね。
それは、「継続」という使い方です。
- I have been sick. わたしはずっと病気です。
- (仏)Je suis (toujours) malade.
この「ずっと」というニュアンスは英語では「現在完了形」を用いますが、フランスではこういう表現は超シンプルに、「現在形」を用います。
半過去との違い
複合過去と混同してしまいがちな表現としては、「半過去」という時制があります。
こちらについては、「フランス語の過去時制の全体」から理解したいという方はこちらを見てください。
いわゆる「文法的に」理解できると思います。
そして次に、「なんとなくは理解できているけどイマイチ自信ない」という方は、こちらの考察記事も参考にしてください。
作り方の解説
次に、先ほどから例文を示してはいましたが、「複合過去」の作り方の説明です。
簡単に言うと、以下の方法です。
なので、
- 助動詞はどのようなパターンがあるか
- 過去分詞はどうやって作るか
この2点が分かればオッケーですね。
過去分詞の作り方
過去分詞の作り方は、超簡単です。
動詞の語尾に注目して、パターンごとで変化を覚えたら大丈夫です。例外があるので、その部分だけ個別で覚えていきましょう!
過去分詞の作り方は、こちらで確認してください。
- –er → –é(例)aimer → aimé
- –ir → -i(例)sortir → sorti
- –re → -u(例)lire → lu
- –oir → -u(例)voir → vu
助動詞のパターン
さて、最後は助動詞です。こちらは2種類あります。
- avoir
- être
このどちらかなので、簡単ですね。そして、基本はavoirだと覚えておけばいいです。
例外になる動詞は、基本的に重要な単語であることが多いので、どんな動詞が当てはまるかきちんと理解しておきましょう。
以下の2パターンです。
- 移動・状態の変化を表す自動詞の一部
- 代名動詞
この場合については、こちらでさらにくわしく解説していますので、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
以上が、フランス語の複合過去についての解説です。
最後にまとめておきます!
複合過去の使い方
- 完了した過去形のこと
- 経験と完了
複合過去の作り方
- avoir+過去分詞
- être+過去分詞
※ êtreを使う場合は「例外」としてたくさん覚えることがある
よく使う表現なので、しっかりマスターしましょう!
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