今回の記事はフランス語のparce que と puisque の違いについて文法的に解説していきたいと思います!
- どっちも理由を言うときに使うよね?
- この2つはどんなふうに使い分けられているか知りたい
- 例文と一緒に解説して〜
②:ニュアンスの違いについて
③:文法的な違いについて
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までの知識がだいぶ整理されているはずですよ!
2つの単語の意味
この2つの単語、parce que と puisque の意味を確認しておきましょう。
このような意味を持つ表現です。つまり、
- 理由
- 根拠
これらを相手に主張するときに、必要な単語です。一見、この2つの単語の意味は一緒ですね。
違いについて
先ほど、これら2つの「意味は似たようなもんだな〜」ということを把握しました。ここからは違いについてです。
まず、以下の2点に分けて違いを見ていこうと思います。
- ニュアンスの違い
- 文法的な違い
順番に行きましょう。
ニュアンスの違い
まずは、ニュアンスの違いです。
ズバリ、以下のような違いがありますので確認してください。
- parce que →相手が知らないことを話すときに使う
- puisque →相手や、みんなが知っていることを話すときに使う
つまり、自明の理由かどうかですね。
ここで例を挙げて考えてみましょう。
なんで今日遅れたの?
こう聞かれたときの場合の理由です。
「雨が降っていたから遅れた〜」というときは、話す相手やその周りを含めたみんなが知っている事実ですよね。この場合は puisque です。
一方、
「朝、母親に急用できて、わたしが家のことしなくちゃいけなかったから遅れたんだ」というときは、他のみんなは知らないですよね。この場合は parce que です。
文法的な違い
先ほど挙げたニュアンスの違いが一番なのですが、もう一つちょっとした違いがあります。
それが、「置く場所」です。
「絶対にココじゃないといけない」というわけではないのですが、だいたいは以下のような場所に置かれることが多いです。
- (主節) parce que (parce que 節)
- Puisque(puisque 節),(主節)
parce queは後半、puisque は文頭って感じですね。
例文
それでは先ほどの2点の違いを踏まえた上で、例文を見ていきましょう。
(例)
- J’ai mal à tête parce que j’ai trop bu hier soir.
昨日飲み過ぎたから頭が痛い。 - Puisque tu as 18 ans, tu peux choisir ce que tu veux.
君はもう18歳だから、したいことを選んでいい。
こんな感じで使い分けされています。
- parce que→相手が知らないことを話すときに使う
- puisque →相手や、みんなが知っていることを話すときに使う
という点と、
- (主節) parce que (parce que 節)
- Puisque(puisque 節),(主節)
この文の中における位置を確認しておきましょう!
以上が、parce que と puisque の違いまとめです。