今回の記事では、フランス語の「数字にまつわる細かい表現」について解説していきたいと思います。
- フランス語のいろんな数字の表現を覚えたい!
- 分数はどのように読めばいい?
- 小数の表現を教えて欲しい!
②:概数、分数、小数
③:使い方と一緒に確認
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までよりも数字に関する表現の幅が広がっているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
数字の基礎の確認
それではまず、数字の基礎についての確認です!
フランス語の数の表現を学ぶ前に、そもそも数をしっかり数えることができないと話が始まらないので、まずは基本を確認しましょう。
いきなりですが「フランス語の数字」について、以下の点はもちろん知っていますよね。
- 1〜16の言い方と17〜18の言い方がまったく違うこと
- 31を言う時、30と1の間に et を忘れてはいけないこと
- 99を言う時、表現としては 4×20+(10+9)という言い方をすること
もしこの段階で、ヒヤッとした方はこちらのページで先に確認しておきましょう!
数のいろんな表現
それでは、数に関するいろんな表現を見ていきましょう!
- 概数
- 分数
- 小数
上記の内容を順番に確認します。
ちなみに序数と倍数の表現は、こちらで解説しています。
概数
まずは、概数ですね。およその数を表現するときに使います!
※eで終わる数字はeをとる
- 昨日のイベントには30人ぐらいいたよ〜
- りんご10個ぐらい買おう!
具体的に見てみましょう。
- 約6:demi-douzaine
- 約8:huitaine
- 約10:dizaine
- 約12:douzaine
- 約15:quinzaine
- 約20:vingtaine
- 約30:trentaine
- 約100:centaine
- 約1000:millier
※ millierだけは男性名詞で、ほかは女性名詞
この表現は、後ろに名詞をともなって使うことが多いです。
(例)une trentaine de personnes(30人ぐらいの人)
上の表を見て、1ダースという表現を聞いたことがある方は多いかもしれません。
しかし、なんでわざわざ「約8(huitaine)」を取り上げるの?
と思った方もおられるかもしれませんが、これは、「一週間」という区切りでよく使われます。
dans une huitaineで、一週間後という意味です。
分数
次に、分数です。
最初に具体例を見ながら法則をつかむのがいいかもしれません。
分母が4までの場合
- 1/2=un demi, la moitié
- 1/3=deux tiers
- 3/4=trois quarts
ちょっと新しい単語が出てきますね。
2〜4までの数字が分母のときは特別な単語ですが、分子はそのまま基数で表します。
分母が5以上の場合
- 1/5=un cinquième
- 5/12=cinq douzièmes
分母が5以上になると、そのまま序数を使って表現します。
分母も分子も大きい数の場合
- 14/327=quatrorze trois sur cent vingt-sept
ここでまた、序数ではなく基数の表現です。分子 sur 分母 で表します。
小数
では、最後に小数です。
2,134 とか、5,5555 とかの読み方です。
これも2パターンに分けて考えましょう。
小数点以下が3桁まで
小数点以下をまとまった数として読む
2,134=deux virgule cent trent-quatre
小数点以下が4桁以上
小数点以下の数字を独立させて読む
cinq virgule cinq cinq cinq cinq
以上が、フランス語のいろいろな数字の表現についての解説でした!
ぜひ参考にして、引き続きフランス語の勉強にがんばっていきましょう!