今回の記事はフランス語の、数詞に関しての表現を書いていきたいと思います!
・100数字までの数字がややこしいから苦手意識がある
・数字について文法的に整理して理解したいな〜
②:フランス語の月の表現
③:序数と生年月日について
この記事はこんな感じの内容になっています。これさえマスターしたら、もう苦手意識はなくなりますよ!
数詞について
数詞とは
それではまず、「数詞」についての解説からしていきましょう。
これは、見てだいたい想像できるとは思いますが、具体的な数に関する表現をするときに使うものです。
つまり、「たくさんの」「少しの」というような不定の量を表すのではなく、「一つの」「二番目の」などの確定した量を言います。
ちなみにこれらの数量に関するものを数量形容詞といいます。
数量形容詞のなかでも、具体的な数に関する表現を数詞というわけですね。
ポイントなのでまとめておきます。
【数量形容詞】…数量を表す形容詞
- 不定の数量を表すもの(例)「たくさんの」「少しの」
- 確定した数量を表すもの(例)「一つの」「二番目の」←数詞!!
数詞にはどんなものがある?
数詞には3種類あります。
- 基数詞
- 序数詞
- 倍数詞
フランス語の数詞を文法的に理解するには、これを覚えておけば大丈夫でしょう!
この3種類を整理して理解してもらおうというのがこの記事の狙いです。
まずはざっと把握してもらうために、簡単な説明と例を挙げておきましょう!
【フランス語の数詞3つ】
- 基数詞…個数を表す数詞。(例)un, deux, trois
- 序数詞…順序を表す数詞。(例)premier, deuxième, troisième
- 倍数詞…倍数を表す数詞。(例)simple, double, triple
だいたいのニュアンスは把握できたでしょうか。なんとなく分かったところで、それぞれの説明を見ていきましょう!
基数詞
基数詞の役割
まず基数詞の役割は2つあります。数えられる名詞の前について「形容詞」の使い方をするもの、単独に用いられて「名詞」の使い方をするものです。
- (形)quatre saisons 4つの季節
- (名)un des plus beaux hommes du monde 世界で最も美しい男の一人
この2パターンです!
基数詞の数え方
基数詞の数え方、つまり数字の数え方を見てみましょう!これは本当にややこしいので、別で解説しています。
【0〜100まではこちらから】
【100以上はこちらから】
序数詞
序数詞の役割
これも基本的に「形容詞」の使い方をします。一部例外で、後ろの名詞を省略することで、名詞っぽくなることもあります。
La troisième rue, tournez à droite. 3つ目の角を右に曲がってください。
Tu aime quoi ? – Le troisième ! どれが気に入った?3番目だね。
序数詞の数え方
第一の
【第一の】premier (1er) / première (1ère)
これは男性形と女性形が存在します。英語でも「プレミア」は映画などの初日公演の日を指したりします。フランス語からきています。
第二の
【第二の】deuxième (2e), second / seconde
これは言い方が2パターンあります。違いをしっかり分かっておきましょう!
- deuxième → 3番目以降があるときに
- second / seconde → 2番目で終わるとき
ではこのルールに従うと「第二次世界大戦」はどのように言えばいいでしょう?
la seconde guerre mondialeで言わないといけませんね!
第三の、以降
三番目以降は男性・女性の区分はなく、「基数+ième」の形で表します。10番目までを表にしておきましょう!
3 | trois | troisième |
---|---|---|
4 | quatre | quatrième |
5 | cinq | cinquième |
6 | six | sixième |
7 | sept | septième |
8 | huit | huitième |
9 | neuf | neuvième |
10 | dix | dixième |
倍数詞
倍数詞の役割
最後に倍数詞です。倍数詞は基本的に定冠詞をつけて男性「名詞」として使います。
Douze est le double de six. 12は6の2倍です。
倍数詞の数え方
倍数詞の数え方はあまり見ないかもしれませんが、一応以下のようになっています。
【倍数詞の数え方】
1倍 simple
2倍 double
3倍 triple
4倍 quadruple
5倍 quintuple
6倍 sextuple
7倍 septuple
8倍 octuple
9倍 nonuple
10倍 décuple
この表現は日常ではあまり見ないかもしれません。
しかし、2倍、3倍という表現はこの数え方でもよく使うので覚えておきましょう!
さらにこの二つは、動詞としても使います。
【動詞の使い方】
doubleとtripleは末尾に r をつけて動詞化したものもよく使います!
- doubler(自動)2倍になる、(他動)2倍にする
- tripler(自動)3倍になる(他動)3倍にする
さきほどから上で挙げた倍数詞はあまり日常で見ないと言ってきましたが、実はもっと頻繁に使う倍数表現があるんです。
【もっとよく使う倍数表現】
「基数詞」+ fois
(例)Ma chambre est deux fois plus grande que la sienne.
わたしの部屋は、彼の部屋の倍広い。
以上ここまでいかがだったでしょうか。
これをしっかりと理解して覚えたら、フランス語の数字に関する表現はほぼマスターできていると思います。あとはしっかり使えるように覚え込みましょう!
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