今回の記事では、フランス語の文法における「過去分詞の用法」について解説していきたいと思います。
- 過去分詞ってどんなときに使うの?
- いまいちどうやって使うのか分からない
- 例と一緒に分かりやすく教えて欲しい
②:4つの用法を確認
③:1つずつ解説していく
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までよりも「過去分詞」について理解できているはずですよ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
基礎の確認
作り方
それではまず、過去分詞の「作り方」という基本の確認からしておきます。
こちららは動詞の語尾によって異なるパターンの変化をします!以下で簡単に説明した表を示しておきます。
- –er → –é(例)aimer → aimé
- –ir → -i(例)sortir → sorti
- –re → -u(例)lire → lu
- –oir → -u(例)voir → vu
ただし、これについては例外もいくつかありますので、詳しくはこちらの記事を参考にしてください!
4つの用法
それでは、いよいよ具体的に4つの用法を見ていこうと思います!
先にズバリその使い方を示します。以下の4つですね。
- 複合時制を構成する
- 受動態を構成する
- 形容詞的な働きをする
- 分詞構文を作る
順番に1つ1つ見ていきましょう。
複合時制を構成する
まずは、「複合時制を構成する」という用法です。
これは以下の単語どちらかとセットです。
- avoir
- être
これらとともに複合時制を作りますね!
複合過去という時制の意味や作り方は、こちらを参考にしてください。
受動態を構成する
2つ目は、「受動態を構成する」というものです。いわゆる「受け身」の表現ですね。
これは、êtreという単語とセットで使います。
Mon professeur est respecté de tous le monde.
私の先生はみんなから尊敬されている。
こういうやつです。
形容詞的な働きをする
3つ目は、「形容詞的な働きをする」というものです。
- C’est la lettre écrite par Pierre.(ピエールによって書かれた手紙です。)
- Le magazin était fermé.(店は閉まっていた。)
例を挙げるとこんなかんじです。
分詞構文を作る
最後にあげるのは、「分詞構文を作る」というものです。
これはいきなり理解するのは難しいところだとは思いますが、ここで全部解説するのも厳しいので、またあとで記事を書いて追記しておこうと思います。
例だけとりあえず示しておきます。
La nuit tombée, il s’est couché. 夜になったので、彼は眠った。
まとめ
以上が、フランス語の過去分詞の用法4つです。
ここでまとめをしておきます。
- 複合時制を構成する(avoirかêtreと)
- 受動態を構成する(êtreと)
- 形容詞的な働きをする(整数一致する)
- 分詞構文を作る(整数一致する)
ざっくり説明したものの、少し足りないところもあると思うので、また余裕があるときに記事を加筆修正していこうと思います。