今回の記事では「フランス語の第二群規則動詞(ir動詞)の活用」について、分かりやすく書いていきたいと思います。
- 第二群動詞にはどんな動詞が当てはまる?
- 活用の仕方を分かりやすく教えて欲しい
- これに当てはまる動詞の特徴が知りたい!
②:活用の仕方
③:発音の確認
この記事の構成はこんな感じです。これを読めばフランス語の動詞の活用について、今までよりもスッキリ整理して理解できているはずです。
第二群規則動詞とは
それではまず、フランス語の「第二群規則動詞」に当てはまる動詞について見ていきましょう。
特徴としてざっくりまとめると、以下のような場合です。
- irで終わる動詞の多くが当てはまる
- 全体の約5パーセント
- 形容詞が動詞化したものは100パーセント
- 複数形の活用で「ss」が出てくる
これがポイントです。まずはこの点を頭の片隅に入れながら、順番に解説を見てください!
irで終わる動詞の一部
この第二群規則動詞に当てはまる動詞は、「irで終わる動詞」の一部が当てはまります。
第一群規則動詞の場合は、erで終わる動詞は全部同じグループに分けられ、同じような法則で活用する動詞でした。
全体的なグループ分けは、以下のようなイメージです。
このような、フランス語の動詞の全体図を把握したい方は、こちらの記事を参考にしてください。
第二群規則動詞の具体例
だいたいのイメージはできたと思いますので、それでは具体例を見て確認です。
【第二群規則動詞の具体例】
- finir 終わる
- choisir 選ぶ
- réussir 成功する
- obéir 従う
- bâtir 建設する
- agir 行動する
- réfléchir 熟考する
- grandir 成長する
- rougir 赤くなる
- maigrir 痩せる
ざっとこんな感じでしょう!
覚えておくと良いこと
ここで、重要なことは2点です。
- 形容詞から派生した動詞は、第二群規則動詞
- 第三群不規則動詞も重要な単語は頭に入れておく
まず1つ目です。先ほどの具体例で言うと、最後の3つですね。
- grandir 成長する(形)grand:大きい
- rougir 赤くなる(形)rouge:赤い
- maigrir 痩せる(形)maigre:細い
これらは必ず第二群規則動詞です。
あとは、irで終わる動詞の中でも「第三群動詞」にあてはまる単語も、いくつか頭に入れておくといいでしょう。以下のものです。
- partir 出発する
- sortir 出る
- ouvrir 開ける
- courir 走る
- dormir 寝る
これで、活用を学習するための前提知識は完璧です!
活用の仕方
さて、ここからが活用の仕方です。確認するべきことは、語幹と活用語尾ですね。
- 語幹:変化しない部分 ←ムズイ!
- 活用語尾:変化する(=活用する)部分 ←カンタン!
活用語尾
上で見たらわかる通り、活用語尾については簡単です。
表にしてみましょう。
- je -s
- tu -s
- il -t
- nous -ons
- vous -ez
- ils -ent
この活用語尾を、語幹に付けていきます。
語幹
さて、次に語幹です。さきほど語幹はムズイ!と言いましたが、その理由は1つです。
「finir」を例にとって考えていきましょう。
finir の語幹は2パターンです。
- fini:最後のrをとる←単数の時
- finiss:rをとってssをつける←複数のとき
これに、活用語尾をつけたらオッケーです。
まとめましょう。
【finirの活用】
- je finis フィニ
- tu finis フィニ
- il finit フィニ
- nous finissons フィニッソン
- vous finissez フィニッセ
- ils finissent フィニッソン
このやり方でオッケーです!
まとめ
以上が、第二群規則動詞のまとめです!
最後にまとめをしておきましょう。
【まとめ】
語幹と活用語尾に分ける
語幹2パターン
- 最後のrをとる←単数の時
- rをとってssをつける←複数のとき
活用語尾
- je -s
- tu -s
- il -t
- nous -ons
- vous -ez
- ils -ent
以上です。引き続きフランス語の勉強がんばっていきましょう!