【非人称のil】訳さなくてもいい?フランス語の形式主語について勉強しよう!

今回の記事では、フランス語の「非人称のil」について、解説していきたいと思います!

 

人間
・この表現はよく見るけど、使い方を知りたい

・セットで覚えるべき動詞を知りたい!

・例文と一緒に分かりやすく解説して!

 
こんな疑問に答えた記事になっています。
前半:非人称のilとは
後半:どんなときに使うか解説

この記事はこんな感じの内容になっています。これを読めば、もう非人称の表現はマスターできているはずですよ!

それでは、さっそく見ていきましょう!
ライオン
非人称ilの役割いつ使うべきかを覚えていたら十分だぞ!

非人称構文とは

まずは、非人称構文とはどういうものなのかという点を説明していきたいと思います!

これは特に意味があるわけではなく、文の形式を整えるために用いられている表現なんです。だから、わざわざ「彼は」というように訳す必要もありません。

非人称のilは訳す必要なし!

英語でも同じような働きをする「it」がありますね。

It’s sunny today.

これも、「それは今日晴れです。」とは言わないですよね。

慣習的に使われているものなので、こういう非人称構文があるんだ!ということを知っておくことが一番大事だと思います。

具体的に6つの使い方をまず挙げて、あとで一つ一つ見ていくことにしましょう!

【覚えておくべき非人称構文】

  1. 自然現象・天候などを表すとき
  2. 時間の表現のとき
  3. 存在を表すとき
  4. 必要を表すとき
  5. 成句表現を使うとき
  6. 仮主語の働きをするとき

ぶっちゃけ、これだけ覚えていたらもう完璧です。

1、天気の表現

一つ目は、天気の表現のときです。

  • Il fait beau.
  • Il pleut.
  • Il neige.

このあたりですね。これについては、天気の表現についてまとめた記事があるので、こちらを参考にしてください!

【天気の言い方】フランス語で天候の表現を使えるようになろう!

2、時間の表現

次に2つ目は、時間の表現のときですね。

  • Il est quelle heure ?
  • Il est 3 heures.

こんな感じです。この時間の表現についてもまとめているので、こちらからチェックしてみてください

【時間】これだけは覚えよう!フランス語の時間の言い方の表現!

3、存在の表現

3つ目は、存在の表現です。これはズバリ、il y a 〜 という表現ですね。

il y a + 名詞. という表現で、〜〜があります。という意味になります。

もちろんこれについてもまとめているので、用法がわからない方はこちらからどうぞ。

【il y a】〜があります!という意味の使い方は?【否定形・疑問形・過去形】

4、必要を表すとき

4つ目は、必要を表す表現のときです。

これはズバリ完結に言うと、動詞falloirを使うときということです。

【必要を表す表現】

Il faut 動詞の不定形: 〜〜しなければならない。

Il faut que S + V: 〜〜SはVしなければいけない。

こういう表現があります。この意味での活用は、主語がilだけなのでこのまま覚えてしまいましょう!

5、成句表現

5つ目は、成句表現としてあるものです。

例として何個かを挙げておきます。これは熟語のようなものとして、覚えましょう。

【成句表現】

  • il s’agit de 〜:〜が問題である
  • il semble 〜:〜のように思われる
  • il suffit 〜:〜だけで十分だ
  • il vaut mieux 〜:〜する方が良い

6、仮主語となるとき

最後に挙げる6つ目は、仮主語となるときです。

まずは、具体例を見てみましょう。

(例)Il est difficile de parler japonais.

これは、「日本語を話すことは難しい」という意味です。

これは主語となる部分があとにきていますね。もしこれで、仮主語として文頭にilを置かなかった場合、主語が長くて、最後にちょろっと動詞、という展開がありえます。

やっぱり結論というかメインの主張を文の先に入れないと、なんだか前の方が重たい感じになってしまうんでしょうかね。

ですが仮主語を入れることで、スッキリとした文にすることができます。

これが仮主語となるパターンです。

まとめ

以上が、絶対に覚えておくべき非人称のilを使うとき6パターンです!

最後にもう一度見ておきましょう。

【覚えておくべき非人称構文】

  1. 自然現象・天候などを表すとき:il fait beau.
  2. 時間の表現のとき:il est 3 heures.
  3. 存在を表すとき:il y a 名詞
  4. 必要を表すとき:il faut 〜
  5. 成句表現を使うとき:il s’agit ~
  6. 仮主語の働きをするとき:il est difficile de 〜

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

ライオン
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