【時間】発音とともにこれだけは覚えよう!フランス語の分と時間の書き方と言い方の表現!

今回の記事では、フランス語での時間の言い方について説明します。時間の言い方については、難しいイメージもあるかもしれませんが、全然大丈夫です!

なぜなら、理解すべき内容よりも、定型表現が多いので覚えるべきことが多いのです。これは努力次第です!

日常生活でもよく使う表現が多いので、ぜひしっかりマスターしてどんどん使っていくことが大切です。それではさっそく見ていきましょう!

 

人間
いろんな例外もたくさんあるんでしょ?
ライオン
分かりやすく解説するから心配はいらんぞ〜!しっかり整理して覚えることが大事じゃ!
 
 
\ こんな内容を知りたい方に向けた記事です /
  • フランス語の時間に関する単語が知りたい方
  • 時間の質問の仕方が知りたい方
  • 時間の表現を用いた文章の作り方を知りたい方

 

【数字】難しい?フランス語で100までの数え方を覚えよう!

ここではわたしがフランスで生活していた時に、実際に使用頻度が高かった単語と文法を厳選しています。文法書などにはもっと多くの覚えなければならないことが書かれているかもしれませんが、とりあえずはここに書くものを覚えていれば、日常生活には困らないと思います。

覚えるべき基本単語

それではあせらず、まずは覚えるべき必須単語から学んでいきましょう。必要な語彙はそこまで多くはないので安心してください。

heure (女性名詞)

これは〜〜時、というときに使う「時」という表現です。実は、数字の言い方さえ知っていれば、の単語だけで分かりやすさは抜きにしたらなんでも表現できます

分 →  heure(s) △ 

ちなみに表記の方法は、2h30のように「h」のみが使われます。

2時26分なら、2 heures 26 で、このまま発音すれば大丈夫です。

とても簡単ですね。基本的には午前か午後か分かりやすくするために、午後の2時なら14時、夜8時なら20時という表現にする方が良いです。

注意点⑴リエゾン

ただ、注意しておかなければならないことは、この単語の先頭のhは発音しないということですね。つまりhの次のeは母音ですから、リエゾンが発生するということです。

例えば、3時33分だったら、trois heures trente-trois となります。

(カタカナでは完全には表現できませんがトロワズールとリエゾンします)

hは発音しないのでリエゾンの確認をしておく!

一通り1時から24時までの24パターンは、フランス語の音源で確認しておくようにしましょう。

ライオン
日本語の表現と似ているから分かりやすいだろ〜?
人間
確かに!ここまでは覚えやすいね。

注意点⑵1時以外はheureを複数形にする

時間は口頭で使うことが圧倒的に多く、また聞いたものをそのまま書き取る機会は非常に少ないと思います。しかし、一応 heure のあとは複数形になる可能性があるということは覚えておいた方がいいでしょう。

demie, quart, moins〜〜

次にでてきたこれらの単語は、簡潔に分かりやすい表現をするためのものです。

日本語でも同じように、以下のような言い方をしますよね。

  • 3時30分 → 3時半
  • 2時55分 → 3時の5分前

これを使うとより簡単にわかりやすい表現にすることができます。さらにフランス語では30分に追加して、15分という単位もあります

  • 30分の単位で使う単語 demie
  • 15分の単位で使う単語 quart
  • ◯分前という表現で使う単語 moins

まずは上のheureを用いた方法で時間を表現できるようになったら、これから紹介する言い方もマスターしましょう。

demie

この単語は半分ということを表しており、1時間の半分でつまり30分という言い方です。これに、◯heure(s) et demie という言い方で、◯時間半という意味になります。

例えば、3時半なら trois heures et demie と言います。

ただ、ここにも注意点があります。なぜか12時を越えて13時、14時、15時などになると、◯ heures et demie の言い方は使いません。

◯ heure(s) trente(30) で◯時半 というふうに言います。

demie の表現は昼の12時を越えたら使わず、trenteを使う!

quart

これは1/4ということを表しており、1時間の1/4で15分という意味です。日本語では◯時半という表現はよく使いますが、フランスでは15分単位で区切ることもよくあります。例えば3時15分なら trois heures et quart と言います。

こちらで紹介しているquartも、12時を越え13時、14時となると使うことはないです。

使い方はdemieもquartも同じ!

moins

最後にmoinsという表現です。これはもともと「より少ない」という意味の単語で、時間の表現の時は〜分前というときの、「分前」にあたる表現です。

分前 heure(s) moins

  • 5分前 moins cinq
  • 10分前 moins dix
  • 15分前 moins le quart

例えば、

2時55分なら、3 heures moins 5

3時50分なら、4 heures moins 10

4時45分なら、5 heures moins le quart

ただし、quartを使うときは定冠詞とともに使い、moins le quartとなるということを忘れないようにしてください。これは覚えてしまう方が簡単です。

quartを使う時は定冠詞が必要!

その他表現

midiとminuit

midiが昼の12時のことで、munuitが夜中の12時のことです。

「オーシャンゼリゼー♪」で有名なだれもが知っているであろう曲、『Les Champs-Elises』の歌詞の中に、以下のようなフレーズがあります。

Au soleil, sous la pluie, à midi ou à minuit
太陽の下でも、雨の日にも、お昼でも真夜中でも
Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysées
シャンゼリゼ通りにはあなたが望むものは何でもある

このフレーズを口ずさめるようにするだけで、12時の言い方はバッチリです。

  • midi 昼の12時
  • minuit 夜の12時

質問の仕方

まずは時間の聞き方からです。今の時刻がわからず知りたい時に、相手から聞き出す質問方法です。

3通りの聞き方と解説

Il est quelle heure ?

Il est quelle heure ?(何時ですか?)

これは口語表現では1番よく言う言い方です。友達に今何時?というように聞きたい時に、これを使っても何も問題はありません。

以下で別の表現も示しますが、最初に詰め込みすぎて混乱する方は、とりあえずこの表現だけを覚えているだけで問題ないでしょう。時間を聞きたい時には、どんなシーンでも相手がどんな人でも特に問題ありません。

Quelle heure est-il ?

これも、何時ですか?と聞く一般的な表現です。

さきほど紹介した Il est quelle heure ? という文を倒置させた言い方です。まずは聞きたいこと(=疑問詞)を前に置いて、後ろは主語と述語を入れかえた語順になります。

疑問文の作り方の王道ですが、ひとまずここでは詳しい文法よりも定型表現として頭に入れる方が賢明でしょう。

Vous aves l’heure ?

この聞き方は1つ目と2つ目同様で時間を尋ねる表現なのですが、他の二つとは少しだけ違ったニュアンスを持ちます。

上の二つは日本語にするならば「今何時ですか?」というものですが、これは「今何時か分かりますか?」のようなイメージです。つまり、相手が時計を持っているかすら知らない時に使います。

道でたまたま会った人に聞く時などは、何時ですか?と聞くよりも今何時か分かりますか?と聞く方が自然だと思います。そのような時にこの表現を使います。

文で説明するとき

いよいよフレーズにしていきましょう。ここではどのように使えば良いかを知るために、使い方と例文を示しています、また、時間を伝える時にどのような表現があるかということを参考に、時間とともに使われる前置詞を紹介します。

これで、時間の言い方と今何時か知りたい時に質問する方法だけでなく、時間の表現を使って自分の話したいことを主張できますね。

主語に注意

何時ですか?と聞かれて、今〜〜時ですと答える時の主語は、ilを使います。このilは「非人称のil」と呼び、最初の方に学習したはずの「三人称単数のil」の「彼は」という意味ではありません。

天候に関する表現と時間に関する表現の時は、この「非人称のil」が使われることを覚えておきましょう。

Il est quelle heure ? – Il est 3 heures.

やりとり的にはこのような感じです。答える時も同じように、主語はilを用います。これが定番の受け答えです。

時間を答える時、主語は非人称のilを使う

〜時にà

àという前置詞は時間を表す表現の前にくると、日本語で言うなら「〜時に」という表現です。この言い方は時間の幅がなく、その一点だけを指しているときに使います。どこかへ行く時や集合時間、始まる時間を伝えたい時に使えます。

例えば、Je prends le petit déjeuner à 8 heures.

8時に朝ごはんを食べるという意味です。

〜ごろvers

つぎに、〜〜時ごろという幅を持たせる表現をするときはversという前置詞を使います。ある一点を示してるというよりも、少し曖昧にすることができます。

ちなみにこの vers という単語は次の音とリエゾンしないという特徴があります。 s で終わりますが、次の単語が母音で始まるとしても z の音にしないように注意してください。

例えば、Il va dans un café vers midi.

彼は昼頃にカフェにいくという意味です。

〜の間pendant

これは〜時間という表現に使われます。どれぐらいの間その行動をとるのかを具体的に言うことができます。

ちなみにこの pendant という単語は、「その期間中ずっと」という意味と「その期間中のいつかに」という意味の両方があります。基本は「その期間中ずっと」というニュアンスで使われることのほうが多いように個人的には思いますが、もしその意味を強調したい時は tout という単語とともに用いられます。

Nicolas travaille dans un restaurant japonais pendant 7 heures.

これで、ニコラは7時間日本食レストランで働くという意味です。

以上が時間に関する言い方とそれを用いた表現方法です。これでさまざまな時間に関する表現をマスターしたのではないでしょうか。

一気に覚えてしまおうとすると大変なので、何回も復習して使えるようになってください。参考にしていただけたら嬉しいです。

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【問題編】フランス語で時間に関する表現について、確認問題をしよう!

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