今回の記事では、フランス語の「直接話法と間接話法」について解説していきたいと思います。
- 直接話法ってどんなものか教えて欲しい!
- 直接話法と間接話法の違いが分からない
- どんな点を注意して覚えておけばいいんだろう
②:注意しておかなければいけない点
③:例文とともに解説する
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、もう今までよりも間接話法について理解できているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
直接話法と間接話法
ではまず、直接話法と間接話法の違いについて説明していきます。
ざっくりまとめると、以下のような感じです!
- 直接話法:だれかが言ったことをそのまま伝える
- 間接話法:だれかが言ったことを自分の言葉に置き換えて表現する
このような違いがあります。
ん?
安心してください。
これは別に、間接話法は「ちょっと話を盛って言う」とかそういうことじゃないですよ(((;°Д°;))))
具体的にまずは、日本語で考えてみましょう。
日本語の具体例
では、登場人物を整理しましょう。AさんとBさんとCさんがいたとします。
今日は学校にAさんとBさんがきていて、Cさんは来ていませんでした。
そういう設定です。
このときのBさんの返事がポイントです。
直接話法と間接話法の2パターンをあげてみましょう。
- 1つ目が、直接話法。
- 2つ目が、間接話法です。
フランス語の具体例
では、これを簡単なフランス語の例で見てみましょう。
直接話法
Il me dit 《 je te téléphonerai.》
彼はわたしに「電話するね」と言う。
間接話法
Il me dit qu’il me téléphonera.
彼はわたしに電話すると言う。
これはまだ、簡単な例文なので理解しやすですよね。
発言内容が、
・間接話法の場合は、que以下で説明する。
こんな感じです。
では、2つ目の例文です。
直接話法
Il a dit 《 j’ai reçu un message hier.》
彼は、「昨日メッセージを受け取りました」と言った。
間接話法
Il a dit qu’il avait reçu un message la veille.
彼は、前日にメッセージを受け取ったと言いました。
こっちの文だと、直接話法と間接話法でだいぶ変わっている点がありますよね。
では以下で、直接話法から間接話法にする場合に注意するべき点を整理していきましょう!
注意すべき点
それでは、直接話法から間接話法にする場合に、気をつけておくべき点について見ていきます。
注意点は、以下の3点です!ここに着目しましょう。
- 人称の変化
- 時制の変化
- 時に関する副詞の変化
人称の変化
まずは、人称の変化です。これは分かりやすいですね。
引用する会話中に出てきた「あなた」や「わたし」は、発言する人の言葉になる時に変化しています。
直接話法
Il me dit 《 je te téléphonerai.》
彼はわたしに「電話するね」と言う。
間接話法
Il me dit qu’il me téléphonera.
彼はわたしに電話すると言う。
先ほど挙げた例文でもわかるように、こんな感じです。
時制と副詞の変化
次は、時制の変化と副詞の変化です。こちらは少し難しいかもしれません。
引用する発言の、当時の「明日」や「未来」は、話す段階では過去のことになっている場合もあります。なので、その点は間接話法にする時に変化します。
直接話法
Il a dit 《 j’ai reçu un message hier.》
彼は、「昨日メッセージを受け取りました」と言った。
間接話法
Il a dit qu’il avait reçu un message la veille.
彼は、前日にメッセージを受け取ったと言いました。
これについては情報量が多いので、
- 「時制の変化の仕方」
- 「時に関する副詞の変化の仕方」
2点を分けて別の記事でまとめていこうと思います。
記事が完成したらこちらにも追記しておきます。
まとめ
それではまとめです!
直接話法と間接話法の違い
- 直接話法:だれかが言ったことをそのまま伝える
- 間接話法:だれかが言ったことを自分の言葉に置き換えて表現する
要は、発言を丸々引用しているかどうか
直接話法の場合は、《 》で引用する。
間接話法の場合は、que以下で説明する。
直接話法を間接話法にする際に注意する点
- 人称の変化
- 時制の変化
- 時に関する副詞の変化
以上が、直接話法と間接話法についてのざっくりした解説です!
みなさんの参考になれば幸いです!