今回の記事はフランス語の、「vouloir」という動詞の応用的な使い方について書いていきたいと思います!
この動詞はいろんな用法がありますが、その中でも「ここまで覚えておけば大丈夫!」という内容ですね。
・「願望」を遠慮がちに言いたいんだけど、、、
・命令文の形を教えて!
②:接続法・条件法と命令形
③:vouloirを使った慣用表現
この記事はこんな感じの内容になっています。これを読めば、もうvouloirを使ったいろんな表現をマスターできますよ!
「超」基本の確認
まずは、超基本の確認です。
- 「〜が欲しい」←本動詞として
- 「〜したい」←助動詞として
- 「〜してくれませんか」←助動詞として
これが、vouloirの超基本の意味です!
ここで「?」となった人は、こちらから出直してもらいましょう!
ここで扱う内容
ここでは応用編として、以下の内容を取り上げます!
応用といっても日常でガンガン使う内容ですから、しっかり覚えておくべき内容です。
- 接続法の使い方 vouloir + 接続法
- 条件法の使い方 「〜したいのですが」
- 命令形の使い方 Veillez 〜.
ざっと上で示したような内容です。
それでは順番に見ていきましょう!
接続法の使い方
まずは、接続法の使い方です。
まとめるとこんな感じです。
S + vouloir + que + 節(接続法)
S は、(que以下の節)であることを望む。
Je veux parler français.
の場合は、vouloirのあとは動詞の不定形だったから簡単でしたが、
今度は、que以下の節が接続法になります!
(例)
Je veux que tu parte tout de suite.
君がすぐに出て行ってくれることを望む。
なんで?
なんでこんなややこしい言い方をするのでしょうか。
簡単にいうと、
vouloirが願望を表す動詞だから
ですね。
- 事実を事実として話すのが直接法
- 個人的な考えを(この場合は)願望として話すのが接続法
この違いが出ている表現ですね。
つまり、他人にどうしてほしいかということについて、自分の願望を言っているわけですから、接続法を使います。
逆に言うと?
逆に言うと、Je veux que je parte tout de suite. とはなりません。
自分のことを話しているので、これは事実ですからおかしくなりますね。
よって、
これだけ覚えておきましょう。
条件法の使い方
次に、vouloirは条件法の場合もよく使いますから覚えておきましょう!
活用は、こんな感じです。
【vouloirの条件法の活用(現在)】
je voudrais
tu voudrais
il voudrait
nous voudrions
vous voudriez
ils voudraient
これで、「丁寧に」いうことができます。
Je veux prendre ça.
よりも、
Je voudrais prendre ça.
で言うようにしましょう。
なぜなら、条件法とは、
事実じゃないことを、仮定として話す
このような表現だからです。
だから、簡単に言うと、
いや〜無理ですよね。ふつうに不可能ですよ。ありえないです。
でもあえて仮定するなら、これ欲しいです。
っていう感じのイメージです。
こんな感じで、遠慮がちな気持ちを表現できます。
命令法の言い方
最後に、命令形の言い方を見ましょう!
vouloirの命令形は、veuillezだけ覚えておけば大丈夫です。
これで、「〜したいと思ってください」という意味から転じて、「よろしければ〜してください」という意味になります。
これも丁寧にする表現ですね。
慣用表現
最後に、慣用表現を挙げておきます。
これは日常でめちゃくちゃ使いますので、ぜひ覚えましょう!
vouloir dire で、〜を意味する
この言い方ですね。
Ça veut dire quoi ? どういう意味?
ぜひマスターしましょう!
以上が、vouloirの解説(応用編)でした!最後まで読んでいただきありがとうございました。
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