今回の記事は、フランスに行ったら絶対に使うフレーズ「S’il vous plaît」について解説したいと思います!
・文法的にどういう用法で使えるの?
・頻出フレーズだから略して表記されることもある?
②:文の構造について
③:文法的な使い方と略称
この記事はこんな感じの内容になっています。使用頻度も高くいろんな状況で使えるので、ぜひマスターして使いこなしましょう!
s’il vous plaît の意味
まずはこのs’il vous plaît. というフレーズの意味から見ていきましょう!
これは、自分の主張を「丁寧にする」表現だと覚えておくのがいいと思います。
英語のpleaseと同じ役割をしますが、これを単純に「お願いします」という訳で覚えるよりも、「丁寧にする」表現だと理解したほうが応用の幅が広がります。
例えば、何かを欲しいときは、
- 「それください!」
の意味にとれるし、頼みごとをするときに使えば、
- 「お願いします!」
- 「すみませんが、」
の意味にとれます。
【s’il vous plaît の意味】
自分の主張を「丁寧に」したいときに使う表現!
文の構造
s’il vous plaît はフレーズとして固まりで覚えていることが多いとおもいますが、意味としては「もしそれがあなたを喜ばせるならば」というものです。
このような表現を使うことで、主張を遠回しにして丁寧なものにしているんですね。
もともとplaireという動詞は、前置詞 à をともなって「〜に気に入る、喜ばれる」という意味です。
Ça me plaît bien ! で気に入った!という使い方が出来ます。
親しい間柄に使うとき
このs’il vous plaît という表現ですが、友達にお願い事をするときには使いません。
なぜなら、この表現は親しい間柄では使わないからです。フランス語の2人称は tu と vous 2の種類あって、友達に使うときは tu を使います。
これはs’il vous plaît だけ覚えているとついつい友達にも使っちゃうので要注意です。
【2種類の言い方】
- 友達などの親しい間柄 → S’il te plaît.
- 目上の人・複数の人 → S’il vous plaît.
文法的な使い方
このフレーズは、自分の言いたいことを「丁寧にする」役割があるので、意外とどんな文にでも使えます。
【s’il vous plaît の使い方】
- s’il vous plaît 単体
- 名詞+s’il vous plaît
(例)Un café 〜. コーヒーをください。- 命令文+s’il vous plaît
(例)Parlez lentement 〜. ゆっくり話してください。- 通常文+s’il vous plaît
(例)Je voudrais prendre ça 〜. これが欲しいのですが。
こんな感じです。簡単なのでぜひ使ってみましょう!
おまけ
このフランス語の s’il vous plaît という表現ですが、看板などの書き言葉では、このまま見かけることはあまりありません。
定型フレーズなので略して表記されていることが多いです。
このように略します。
英語圏でも、要返信という表記でRSVP(Répondez s’il vous plaît)という使い方があるので覚えておいたほうがいいかもしれません。
以上がフランス語でもっともよく使うフレーズ、s’il vous plaît の解説でした!ぜひみなさんもフランスに行ってみたときはどんどん使ってみてください!