今回の記事では、フランス語の単語の「性の見分け方」について解説していきたいと思います。
- 男性名詞と女性名詞がややこしくて混乱する〜
- 見分けるポイントがあったら知りたい
- てかそもそも法則とかあるの?
②:基本は1つ1つ覚えていく
③:見分ける3つの観点
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までよりも効率的に名詞の性がわかるかもしれないです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
名詞の性とは
基本の確認
まず基本的なことですが、フランス語の名詞には2種類ありますね。
- 男性名詞
- 女性名詞
最初にこの点は知っておく必要があります。
今回はこれらの「見分け方」の話です。なので、この「違い」についての説明はこちらでしていますので、先に読んでおいてください!
ただのグループ
この名詞の「性」という単語を聞いた時、
- 女性名詞=女っぽい
- 男性名詞=男っぽい
なぜなら、フランス語で名詞の「性」のことは、「genre」だからです。ジャンルです。
だから、これらの区分はただの「グループ分け」だと考えましょう!
基本は1つずつ確認する
そして、これを言っちゃあおしまいですが、名詞の性については「基本的にちゃんと1つずつ覚えていく」必要があります。
もちろん法則的なもののありますが、例外のないルールはありません。
それを踏まえた上で、「基本は覚えるしかないというものでも、ちょっとでも法則がありそうだったら使っちゃおう」というスタンスで見てください!
見分ける3つの観点
それではいよいよ、見分けるための観点を挙げていきます。
ズバリ、以下で示す3点です。
- 名詞の意味に注目する
- 名詞に男女両方の性がある場合がある
- 名詞の語尾の特徴で判断する
このポイントを参考にします。どういうことか知るために、以下でさらに具体的に見ていきましょう!
名詞の意味に注目
この「名詞の意味に注目する」とはどういうことかというと、
という感じです。もちろん例外はありますが、全部で7パターンほどあるので書いておきます。
- 月、曜日、方位、季節は男性名詞
(例)Janvier, Mardi, été, nord
- 言語名は男性名詞
(例)français, japonais
- 樹木はだいたい男性名詞
(例)pin, cerisier
- 単位は男性名詞
(例)littre, mètre
- 金属は男性名詞
(例)fer, or
- 他の品詞から転じたものは男名詞
(例)dîner←動詞から, pour←前置詞から
- 学問は女性名詞
(例)philosophie, physique
- 果実は(だいたい)女性名詞
(例)pomme, orange
これが1点目です!
両方の性を持つ単語
次に紹介するのは、「男性名詞」も「女性名詞」もある単語です。
男性名詞だったら〜〜という意味で、女性名詞だったら〜〜という意味。
というふうに頭に入れておかなければいけません。
これらについては、初めから頭に入れておいたほうがいいでしょう。
- poste:(男)地位(女)郵便
- tour:(男)回転(女)塔
- manche:(男)柄(女)袖
- voile:(男)ベール(女)帆
- livre:(男)本(女)半キログラム
これについては見分ける方法ではありませんが、「見分けること」についての延長の内容なので加えました!
名詞の語尾に注目する
そして3つ目は、「名詞の語尾に注目する」という方法です。
例えば、「-tion」で終わるような
- station
- association
- information
このような単語は「女性名詞だ!」と判断できるということです。
「語尾の形から名詞の性を判断する方法」については、別のページでまとめているのでこちらを参考にしてください。
まとめ
以上が、フランス語の名詞の性の見分け方の記事でした!
最後に、見分けるために押さえておくべきことをもう一度整理しておきます。
- 名詞の意味に注目する
- 名詞に男女両方の性がある場合がある
- 名詞の語尾の特徴で判断する
これらの知識を頭のいれておくと、今までよりも効率的に名詞の性を覚えられるかもしれませんね!
ぜひ参考にしてください。