今回は、フランス語学習者にむけた「オススメの文学作品」という内容で記事を書いていきたいと思います。
- フランス語の作品に触れてみたい!
- 簡単でとっつきやすいものを教えて〜
- フランス語がまだ完璧じゃないから日本語訳のある作品がいい
②:オススメの作品3つ
③:それらをオススメする理由
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、学習に文学作品を取り入れるきっかけになるかもしれませんね。
文学作品に触れるメリット
まずはじめに、文学作品を通してフランス語学習をすることのメリットについてです。
これについては、ズバリ結論から言うと、
「実践の学習」がどんな学習方法なのかについては、こちらの記事でまとめています。
こちらの内容を簡単に抜粋していうと、「実践の学習」とは、
- 好きなフランス映画の名ゼリフを暗記してみる
- Youtubeでフランス語を勉強する
- 日記を書いてネイティヴに添削してもらう
- フランス料理のレシピを読んでみる
ざっとこんな感じです。
単に文法や表現の「理論」を理解するだけの勉強ではなく、より実践的な学習になります。
「自分の興味のあること」をフランス語で取り入れるわけですから、文学作品にフランス語で挑戦することは実践的な学習と言えるでしょう。
オススメの作品3つ
それでは実際に、オススメの作品を3つ紹介していきたいと思います。
以下の3作品です。
- Le petit prince『星の王子さま』サン=テグジュペリ
- L’Étranger『異邦人』アルベール・カミュ
- Discours de la méthode『方法序説』ルネ・デカルト
読んだことがあるかは置いておいて、名前だけは全部聞いたことがあるのではないでしょうか。
全部読んだことがある方も、少なくないのかもしれません。
それでは以下で、順番にオススメする理由をピックアップしていきます!
オススメする理由
星の王子さま
まず1作品目は、『星の王子さま』ですね。超有名です。
これをオススメする理由は、2点あります。
- フランス語が簡単だから
- 内容が深くて面白いから
たったこれだけのことですね。
内容が気になる方は、一応こちらで「まえがき」の部分だけ解説しています。
(このブログのなかでもトップレベルに読まれていない記事です。笑)
こちらを見ていただければ、おもしろさが伝わるはずです!
異邦人
次に紹介するのが、『異邦人』ですね。
こちらもオススメする理由は、『星の王子さま』と似たような理由です。
- フランス語が簡単だから
- 内容が深くて面白いから
これに加えて、こちらも「日本語訳が簡単に手に入るから」というのが大きい理由です。
わたしは留学中に fnac (フランスによくある小売店)で立ち読みをしてから、買って読んだ記憶があります。あれは22歳ぐらいの時ですかね。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
方法序説
最後に紹介するのが、『方法序説』です。
あの有名な一節「我思う、ゆえに我あり」のデカルトが書いた哲学書です。
わたしの大学時代の専門が「17世紀のフランス哲学」ということで、これはなかなか個人的にオリジナルなオススメ本になるかと思います。
わたしは大学時代に、デカルト、マルブランシュ、アルノーなどを中心に、いわゆるデカルト派と呼ばれる哲学者の本をフランス語で多く読みました。
そこから言えることは、
ということです。
こういう点でもフランス語が母語の若者は、身近にこういった「古典」を読めるというのは大きいメリットだなと感じますね。
日本だと、17世紀の本となると「江戸時代」ですよね。思想系で例を出すなら、「荻生徂徠」の作品を現代のわれわれが読むのは結構大変です。
いずれにせよ、デカルトが著した作品はオススメがたくさんあって、どれも簡単なフランス語で書かれているので一読の価値ありです。いきなりフランス語はハードルが高いという方は、日本語でもいいと思います。
以上が、個人的にオススメのフランスの文学作品でした!
どれかひとつでも興味を持っていただけたら幸いです。