【6文型を解説】超基本!フランス語の文は必ずこのどれかに当てはまる?【英語と同じではない】

今回の記事はフランス語文法の、「6つの文型」について書いていきたいと思います!

 

人間
・フランス語の文型区分って英語とどう違うの?

・フランス語には「属詞」ってあるけどどういう意味?

・文法ごとに例文と一緒に知りたいな〜

 
 
こんな疑問に答えた記事になっています。
①:「文の要素」と「品詞」
②:
「文の要素」を詳しく解説
③:6文型を例文とともに解説

この記事はこんな感じの内容になっています。これを読めば、単語の意味さえわかればもうフランス語の文章は把握できるようになります!

それでは、さっそく見ていきましょう!

文の要素

要素6つ

まずは文型を把握する上で重要な、文の要素から説明していきます。

簡単にいうとこれは、文を作る1つ1つの役割のことです。

どんな要素があるか以下で確認しましょう!

【フランス語文法:文の要素】

  • 主語(S)sujet
  • 動詞(V)verbe
  • 属詞(A)attribut
  • 直接目的語(COD)complément d’objet direct
  • 間接目的語(COI)complément d’objet indirect
  • 状況補語(CC)complément circonstanciel

これらが文の要素と呼ばれるものですね!

文の要素と品詞

上で見た文の要素とともに、それらが持つ「役割」について、考えていきましょう!

これを分かりやすく日本語で見ていきます。

「私は昨日サッカーをした。」

これを文の要素に分解していくと、

「私は昨日サッカーをした」

と分解されます。次に、バラバラにした要素を1つずつ見ていくと、

  • 「私は」主語
    だれが?を伝える役割
  • 「昨日」補語
    いつ?を伝える役割
  • 「サッカーを」目的語
    なにを?を伝える役割
  • 「した」述語動詞
    どうしたのか?を伝える役割

という風に説明できます。このそれぞれが文の要素です。

ここで、混同してほしくないのが「品詞」です。

「私は」という主語には、

  • 」という名詞
  • 」という助詞

に品詞分解できますね。

このように、文の要素品詞は混乱しがちですが、似ているようで別物なのできちんと理解しておく必要があります!

もう一度整理しましょう。

【フランス語の品詞】

大きく9つあります。

名詞・代名詞・形容詞・限定詞・動詞・副詞・前置詞・接続詞・感動詞

もう一度。

【フランス語文法:文の要素】

  • 主語(S)sujet
  • 動詞(V)verbe
  • 属詞(A)attribut
  • 直接目的語(COD)complément d’objet direct
  • 間接目的語(COI)complément d’objet indirect
  • 状況補語(CC)complément circonstanciel

文型を把握すること

以上が文を構成する要素の説明です。こいつらが組み合わさって、フランス語の文ができているのです。

そしてさらに、こいつらにはポジショニングが決まっています!

つまり、主語の前に目的語がくることはまずないし、目的語を文頭に置くこともできません。

このように、要素の決まった「順番」を知ることが、文型を知ることです。

文を分解した時のそれぞれの

役割とポジショニング

これを把握していきましょう。

 

要素の説明

主語(S)

主語には名詞が該当します。

命令文以外はすべての文に含まれ、倒置などの例外がない場合は、必ず文頭に置きます。

動詞(V)

動詞は動詞が該当します。

そんなの当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、詳しく言うと、(文の要素である)動詞には、(品詞の)動詞が該当します。

これもどの文にも必ず含まれています。

属詞(A)

属詞には形容詞名詞が該当します。

この属詞という言葉は、英語を学習している人でもあまり聞いたことがないのではないでしょうか。

フランス語でいう属詞は、英語の補語に当たります。

あるモノの「属する性質」を表す文の要素なので、基本的には形容詞が当てはまります。

直接目的語(COD)と間接目的語(COI)

この2つの目的語には名詞が入り、動詞のあとにつくようになります。

しかしここに注意点があって、フランス語では直接目的語間接目的語の区分をきっちりしなければなりません。

この2つの違いは、文の要素の話よりもむしろ、他の文法項目を学ぶ時の方に重要になるかもしれません。ここでは簡単に違いを挙げておきましょう。

【2つの目的語とその違い】

  • 直接目的語…動詞の目的語のうち、前置詞を伴わないもの
    (例)J’ai un stylo.
  • 間接目的語…動詞の目的語のうち、前置詞が必要なもの
    (例)Je vais à l’unversité

状況補語(CC)

これは、上記で説明したもの以外を指します。

そして、文の要素には関係ないのであまり心配はいりません。

要は、「補う語」ですから文の骨組みや構造には影響を与えず、追加の説明をする働きがあります。

上に挙げた例でいうと、

「私は昨日サッカーをした。」の「昨日」がそれに当たります。ほかにも、「友達と」「公園で」「休み時間に」「1時間」など、その状況を補う語として入れることができます。

まとめ

とりあえずフランス語の文の要素をまとめるとこんな感じです!

本題の6文型へ

それではここまで学んだ文の要素を使って、本題の6文型の話に入っていきましょう!

第一文型 S+V

【第一文型】

S(主語)+V(動詞) SはVする

これが一番単純な構造をしています。

(例)J’arrive. 行きます。

第二文型 S+V+C

【第二文型】

S(主語)+V(動詞)+A(属詞) SはAである

こちらの主語のあとの動詞も自動詞です。属詞は主語についての属性を表しますから。S=Aの関係になります。

(例)Tu es belle. あなたは美しい。あなた(S)=美しい(A)

第三文型 S+V+COD

【第三文型】

S(主語)+V(動詞)+COD(直接目的語) SはCODをVする

これは前置詞がいらない直接目的語をとる動詞がきます。

(例)J’ai un stylo. わたしはペンを持っている。

第四文型

【第四文型】

S(主語)+V(動詞)+COI(間接目的語) SはCOIにVする

こちらは他動詞を使います。動詞と目的語の間に前置詞がはいります。

(例) Ce bébé ressemble à sa mère. この赤ちゃんは母親に似ている。

第五文型

【第五文型】

S(主語)+V(動詞)+COD(直接目的語)COI(間接目的語)

SはCODをCOIにVする

これは目的語を2つとる構文です。

(例)Je donne ce stylo à Pierre. わたしはこのペンをピエールにあげた。

第六文型

【第六文型】

S(主語)+V(動詞)+COD(直接目的語)+A(属詞)

SはCODをAとVする

この属詞は直接目的語の属詞なので、COD=Aとなります。

(例)Je trouve ça très joli. わたしはこれがかわいいと思う。

 

まとめ

以上が6つの文型のまとめです。

要素の説明が長くなりましたが、文型については理解して覚えることが大事ですね。

これを細かく暗記する必要はありませんが、もし知っていないと、

Je trouve ça très joli.

を見たときに、

「わたしはこれを見つける?きれいなもの?」

という感じで混乱します。

第6文型だと気づいたら、「わたしはこれをきれいだと思う」と訳せますね。

【フランス語の六文型】

  1. S+V
  2. S+V+A
  3. S+V+COD
  4. S+V+COI
  5. SV+COD+COI
  6. S+V+COD+A

いかがでしたか?

しっかりとこれを理解して、フランス語の文法はクリアしてしまいましょう!!

これで文の構造はわかったので、もう単語の意味と用法さえわかれば、どんなフランス語の文でも理解できることになります。

引き続きファイトです!

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