今回の記事では、フランス語の「Voilà(ヴォワラ)」と「Voici(ヴォワシ)」という単語について解説していきます!
・イマイチいろんな意味があって分からない
・例文と一緒に分かりやすく解説して!
②:2つの違いと使い方
③:voilàのみのいろんな意味
この記事はこんな感じの内容になっています。これを読めば、もうvoilàの表現はマスターできているはずですよ!
VoilàとVoiciの意味
まずは、簡単に意味だけ先に見ておきましょう。
VoilàとVoici
- ほら、ここ(そこ)に〜があります。
- これ(それ)が〜です。
Voilà
- 上に追加で、会話をつなぐ働き
- (ほらね、どうぞ、など)
これがざっくり、VoilàとVoiciの意味です。
ここからは使い方と、詳しい説明を見ていきましょう!
Voilà Voici +名詞
まずは、Voilà と Voici 両方とも同じような意味になる使い方があります。
それが、「話し手や聞き手に、ものや人を指し示す」表現です。
文法的な使い方や、これらの違いについてはあとで詳しく見ていくとして、まずは具体的に使っている例を見ましょう。とても簡単です。
- Voilà Marie.
あちらがマリーです。- Voici mon père.
これが私の父です。- Voilci ma chambre et voilà celle de mon frère.
これが私の部屋で、あれが兄の部屋です。
だいたいのイメージはできましたか?
このように相手になにかを指し示す表現をするときにこの単語を使います!
2つの違い
では、これら2つの違いを説明しましょう!
ポイントはズバリ、3つです。以下の3点によって決まります。
- 対比している
- 丁寧
- 近い
対比しているかどうか
指し示しているものが2つあって、それを対比している場合は「Voici 〜 et Voilà 〜」という使い方をします。
最初に出した例で言うと、3番目の感じですね。
Voilci ma chambre et voilà celle de mon frère.
丁寧さ
丁寧さで言うと、Voici の方が意味が丁寧です。
基本的にはVoilà を使うことがほとんどですが、「丁寧にしたいときだけ Voici を使う」というふうに覚えておきましょう!
遠近感
遠近感があるかどうかで、使う単語が違います。
まとめておきましょう。基本的にこんな感じです。
- 近くのもの = Voici
- 遠くのもの = Voilà
- 特に遠いとか近いとかナシ = 原則 Voilà
使い方
これでもうこれらの単語の意味は理解できましたね。
では、「指し示す」表現の説明の最後に、使い方をさくっと確認しましょう!
この単語の使い方はめちゃめちゃ楽勝です。
Voici / Voilà + 名詞
この名詞は、人でも物でも、単数形でも複数形でもなんでもアリです。
これで、聞き手や読み手になにかを指し示すための表現はマスターですね!
Voilàの別の意味
ここまででVoilàとVoiciの、両方に共通する意味や使い方について見てきました!
ここからは、特にVoilà のみが持っている使い方を挙げていきましょう!
会話をつなぐ表現
ズバリ簡潔に言うと、Voilàには会話をつなぐ表現があります。
この意味で使われることがめちゃくちゃ多いです!
よく使われるような意味の表現を挙げてみましょう。
- ほらね
- どうぞ
- 以上
- まさに、それです
- よし!
こんな感じですね。
レジで買ったものを渡されるときや、先生が授業の終わりに、あるいは会話で話している相手に相槌を打つときなど、いろんな場面で使われます。
これはその場の状況を見ながら把握していくしかないので、できるだけ多くの会話表現や音源を聞いて確認しましょう!
みなさんもぜひ、フランス語の会話で自然に Voilà !って言えるように頑張りましょう!
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