【フランス語の発音ルール】リエゾンしない場合4パターンを解説!(avecの後など)

今回の記事は、フランス語の発音文法についての解説です。発音のリエゾンの中でも、リエゾンしてはいけない場合を解説していきたいと思います!

 

人間
・リエゾンっていつでもしなくてはいけないの?

リエゾンにもいろいろ種類があるってこと?

・これだけは覚えとけ!ってものだけ教えて

 
 
こんな疑問に答えた記事になっています。
リエゾン自体がすでにややこしいのし、「しないパターン」もあるなんてさらにややこしいですよね。
ここでは、このときだけはしなくていい!というものをざっと紹介します。
①:リエゾンのおさらい
②:リエゾンの3種類について
③:しないパターン4つ

記事構成はこんな感じです。

この記事を読んだら、どういうときにリエゾンしないかがわかります!

それでは、さっそく見ていきましょう!
禁止

そもそもリエゾンとは

最初に確認

そもそもリエゾンについてなんとなくしか分かっていない方は、さきにリエゾンを確認しておきましょう。

また、リエゾンに似たアンシェヌマンやエリジオンについてまだどんなものか理解していない方は、こちらを参考にしてください。

【フランス語の発音規則】エリジオン・アンシェヌマン・リエゾンを分かりやすく解説!

音のつながりのこと

そもそもリエゾンとは、

母音で始まる単語が、前の単語とつながることによって別の音が生まれることです。

本来発音していない前の単語の最後の子音が、次の単語の最初の母音と重なることによって出てくるというものです。

具体例を挙げると、

Vous avez l’heure ?

この文では、Vous の発音していない s の音が avez の a の音とつながることによって、 z の音がでてきます。

「ヴ ザヴェ」 というように、アヴェの音が濁ってザヴェになります。

リエゾン3種類

このようなリエゾンという発音の法則ですが、このリエゾンには3種類あります。それをまずは確認します。

  1. 必ずリエゾンする場合
  2. 絶対リエゾンしない場合
  3. リエゾンしてもしなくてもいい場合

この3種類です。

このようにリエゾンという法則があるからといって、なんでもかんでもするという訳ではないのです。

それでは以下で、リエゾンしない時の大まかな4パターンを見ていきましょう。

リエゾンしない場合はこれ!

1.主語+(助)動詞の間

まず一つ目は、代名詞ではない主語と動詞の間です。

ふつう主語には、多くの名詞が来ることがあります。

その中でも、代名詞ではない名詞がきた時は絶対にリエゾンしません。

(例)Le Japon / est grand.

2. et の後

次に2つ目は、et の後です。

これは一番間違えやすいので要注意です。

フランス語は t で終わる単語が多く存在しており、その中でも t を発音しないものは結構多くあります。

C’est à toi.(これはあなたのものです。)などでも、tとàの音はつながって「タ」と発音しますよね。

でも、et の後に母音がきたとしてもリエゾンしないようにしましょう。

(例)Et / avec ça ?

3.有音のH(H aspiré)の前

これは正直かなり難しいです。

フランス語はHの音は基本的に発音しないのですが、その中でも有音のH無音のHとがあります。

ちなみにHから始まるフランス語の単語でも、有音のHから始まるものは少数です

ですので、有音のHから始まる単語は何があるかということを覚えておくことが重要です。

重要というか、それが一番手っ取り早いです。

(例)Les / Halles  ※フランスにある市場

3.単数名詞+形容詞の間

最後に4つ目に挙げるのは、単数名詞と形容詞の間です。

これについてはそのままです。

例を挙げて確認しておきましょう。

(例)un étudient / intelligent

まとめ

最後にもう一度まとめます。

  1. 主語+助動詞の間
  2. et の後
  3. 有音のHの前
  4. 単数名詞+形容詞の間

以上がリエゾンしないときのパターン4つです。これだけはとりあえずしっかりと覚えておきましょう。

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