今回の記事では、フランス語学習で出てくる「略語」について紹介していきたいと思います。
- qnやqcってなにを表しているの?
- これは略さずに言うとどういう意味?
- 実際にどういう風に理解したらいいか教えて!
②:その他の略語について
③:具体的に辞書を引いて見てみよう
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、フランス語で辞書を引いても困ることはないはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
略さずに言うと
だれか、なにか
それではさっそく結論から見ていきます。
辞書や参考書に出てくる「qc」や「qn」は、ちゃんと表記するならばコイツらです。
- qc:quelque chose(=なにか)
- qn:quelqu’un(=だれか)
上で示した通りです。これで、何の略なのかは理解できると思います!
つまり、「物」「人」
辞書を引いて、単語の使い方で急に「だれか」とか「なにか」を使って表現されても(しかも省略されて!)、なんじゃ?となる方もいるかもしれません。
ここでは、以下のように覚えておきましょう。
- qc=物(が当てはまる)
- qn=人(が当てはまる)
これで、なんとなくのイメージはつかめたと思います!
(例)rendre
それでは、rendreという動詞を例にとって考えてみましょう。
この単語を引くと、rendre qc à qn というふうに書かれています。
これを先ほどの説明を当てはめて理解すると、
ということだと分かり、
Je rends ce livre à Pierre.
わたしはこの本をピエールに返す。
このように使い方を理解することができますね!
その他の略語
日本語の辞書を使って、フランス語の単語を調べる際は、上で紹介した略語ぐらいで十分かもしれません。
しかし、フランス語の辞書でフランス語の単語を調べる場合に、以下のような表現も知っておくといいかもしれません。
- adj.:adjectif=形容詞
- n.:nom=名詞
- n.m. /n.f.:nom masculin/nom féminin=男性名詞/女性名詞
- ind.:indicatif=直接法
- subj.:subjonctif=接続法
ちなみに、自分が使っている仏仏辞書では、さきほどのqnやqcは、それぞれqqch.とqqnと略されていました。
多くの場合は、本の最初らへんのページで確認できると思いますので、迷ったら確認してみましょう!
ぜひ参考にして、引き続きフランス語の勉強にがんばっていきましょう!