今回は、フランス語で「フレンチトースト」ってどのように言うの?というテーマで、記事を書いていきたいと思います。
- フレンチトーストって、そもそもフランスではどのように表現するの?
- フランス語での表現と、その理由も知りたい!
②:由来について
この記事の構成はこんな感じです。それでは、さっそく見ていきましょう!
フランス語での言い方
それではズバリ、フレンチトーストのフランス語での言い方を確認しましょう!
以下のような言い方をします。
- le pain perdu(失われしパン)
- le pain doré(黄金のパン)
おもしろい表現ですね。
2つの言い方を紹介しましたが、le pain perdu の方がフランス語としては一般的に用いられ、le pain doré の方は主にケベックで使われているみたいです!
由来について
では、le pain perdu の由来の説明です。これはperdre という「失う」という意味の動詞の過去分詞 perdu が使われていますね。
つまり、「ダメになってしまったパン」ということです。
このような、材料を無駄にしないための方法がフレンチトーストなんですね!
french toast の由来
では、フランス語でフレンチトーストは「失われしパン」って言うのならば、なんで英語でフレンチトーストって言うの?となりますよね。
これには諸説あるみたいです。
その中でも有力なのが、「フレンチさんが考案した料理だから」というもの。
実にシンプルな理由だし、ここからも分かるように「フランス料理風」というニュアンスではないみたいですね。
法國土司
台湾大好きのわたくしですが、台湾で使われる中国語では「法國土司」という言い方をしています。
- 「法國」がフランス
- 「土司」がトースト
という意味なので、これは英語のfrench toastが影響していそうですね。
ちなみに台湾で朝食を食べるときは、店に入ると「土司」という文字を分かっているだけでだいぶ違うと思うのでぜひ参考に!
そもそもダメになったパンなのか
そもそも単なる感想ですが、フレンチトーストって「ダメになったパンを使うのか?」という疑問があります。
フランスには1年ほどいましたが、そこまでフレンチトーストを食べる機会が多いわけではありませんでした。そもそもフランス料理というわけではないことは、さきほど確認したとおりですしね。
これのせいで、わたしの認識が甘かったみたいです。実は、わたしの中では、フレンチトーストというと、こんな感じのイメージがありました。
これは日本でよくあるようなやつで、実際にはおそらくこんな感じのイメージですね。
そのため、「パンが古くなって硬くなったもの」をフレンチトーストには使っているのですね!
新しいパンでフレンチトーストをつくるイメージだったので、この表現は盲点です。
ぜひ参考にしてみてください!