今回の記事はフランス語の会話で使える、ネイティヴっぽくなるちょっとしたテクニックについて解説していきたいと思います!
- フランス人っぽく話せるようになりたい!
- まだフランス語初心者でも使える言い方を教えて〜
- リスニングでフランス人の会話を聞き取りたい!
②:1つ1つ解説していく
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、ちょっとフランス語を勉強するときの意識が変わるかもしれません。
紹介する表現
それではまず、6つの表現を紹介したいと思います。
ちなみにですが、わたしは日本で独学でフランス語を勉強していました。そこから実際にパリとリヨンに留学して感じた、「文法書には載っていない」フランス語のことを挙げたいと思います。
つまり簡単に言うと、わたしが留学前に知りたかったポイントです。
6つのテクニック
超初心者でも明日から使えるものを集めました!
以下の6つです。
- il y a の発音は Y a
- oui よりも ouais
- nous は使わず on
- ne は省略
- je の e の音は消える
- tu の音がつながる
さて、順番に見ていきましょう。
Y a
まずは、il y a という表現の「il」の音はほとんどの場合、会話では消えています。
つまり、「イリア」とは言わずに
- 「イア」
- あるいは、もはや「ヤ」
ぐらいの音しか聞こえてきません。
リスニングのときは十分に注意しましょう。
さらに、会話で使うときもこの点をすこし意識すれば、フランス人っぽく言えるようになるかもしれませんね!
必ず主語が il のもの
先ほどの表現ですが、il y a は必ず主語は il の場合しかないから省略できますね。
- elle y a
- ils y a
このような表現で「〜があります」という提示の言い方はありません。
ということは、他にも主語が「il」しかこない動詞のときは、その場合も省略されるということですよね。
- il faut que 〜
例えばこんなときも、
Faut que 〜
と「il」の音は省略されます。
Oui より Ouais
これは、とても重要というほどではないかもしれません。
でも、Ouais と言うとちょっとネイティヴっぽい感じが出ますよね。
発音は、「ウェ」って感じです。
少しくだけた表現かもしれませんが、友達同士なら全然問題ないです。仕事などの場でも使っている人は多い言い方です。
Nous より On
次は、文法で学ぶnousは「実際会話で全然使わないよ」という点です。
- On est contents.
- On y va !
こんな感じで使います。
活用もこちらの方が簡単ですし、言いやすいですね。
ne は省略
フランス語を学んでいる最初の方は、ne と pas で動詞をはさめば否定形を作れると勉強するかもしれません。
でも、会話ではne を省略して全然問題ないです。
(例)C’est pas ça ! C’est pas grave !
他にも命令形の場合、Ne t’inquète pas. (心配しないで)が、
- T’inquiète pas.
- T’inquiète.
こんな感じで使われることの方が多いですね。
Je の e の音が消える
次は、意外と「je」の音すらちゃんと言ってないという点です。
先ほど挙げた「ne を省略できる」という点と合わせて、
Je ne sais pas. → J’sais pas. 知りません。
こんな感じで会話ではよく聞こえます。「ジュヌセパ」ではなく、「シェパ」という感じです。
他にも、
Je suis là. → J’suis là. ここにいます。
こちらは、「ジュスイ ラ」ではなく「シュイ ラ」という感じですね。
Tu の音がつながる
これは、先ほどの場合と似ています。
Tu の u の音が「エリジオン」っぽくなって完全に消えるということですね。
使用頻度が高いのでこのような省略が起きているのかもしれません。
Tu as mangé ? → T’as mangé ? ご飯食べた?
「チュ ア」ではなく、「タ」ですね。
Tu es où ? → T’es où ? どこ?
これも、「チュ エ」ではなく「テ」です。
まとめ
以上が、フランス語をネイティヴっぽく話す7つのポイントでした!
実際に会話に取り入れるのもいいですし、なにより「リスニング」のときはこの点をしっかりと覚えてないと聞き取れないかもしれません。
初心者の場合でも、普段から意識しておきましょう。
もう一度振り返りです。
- il y a の発音は Y a
- oui よりも ouais
- nous は使わず on
- ne は省略
- je の e の音は消える
- tu の音がつながる