今回の記事では、「フランス語の頻出動詞の口語表現について」というテーマで解説していきたいと思います。
- くだけた表現を教えて〜
- 少しでもボキャブラリーを増やしたい!
- 例文と一緒に新出単語を学びたいな
②:超頻出単語5つを紹介
③:順番に解説していく
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までよりも少し、フランス語の会話表現の幅が広がっているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
口語表現とは
では、まずは口語表現とはどういったものかを見ていきましょう。
ですから、単に「文語」と対比された「口語」という意味だけでなく、「くだけた」や「平俗な」といった意味を持ちます。
例えば、日本語で「ご飯食べた?」と聞くとき、「メシ食った?」と言われたらどうでしょうか。正直、日本のマンガや映画の台詞としては、これらの表現はそこまで珍しいものではありません。
しかしこれらの単語は、文法書や辞書だけを使った学習ではなかなか身につかない場合もあります。ということで、以下の単語は超重要なので、この機会にしっかり覚えておきましょう!
超頻出単語5つ
では、前置きが長くなってもいけないので、手っ取り早く5つ列挙していきます!
- bouffer
- kiffer
- bosser
- se cailler
- bouquiner
以上が、日常生活でもかなりの頻度で耳にする単語です。
いくつ分かりましたか?
ひとつずつ確認
それでは、これらの単語を順番に見ていきましょう!
bouffer
この単語は、超超超頻出です。
bouffer:食べる(=manger)
- (例文)J’ai bouffé un gâteau. お菓子を食べた。
動詞では上記の意味で bouffer ですが、名詞の bouffe で「食事」という意味もあります。
kiffer
次の単語は、口語表現というよりも若者言葉といったほうが適切かもしれません。
いずれにせよ、かなり頻出です。
kiffer:好き(=aimer)
- (例文)Je kiffe ce film. この映画が好きです。
この単語は、以前のこちらの記事でも書いたので、ぜひあわせてチェックしてください。
bosser
続いて、こちらもかなり使用頻度の高い単語です。
bosser:働く(=travailler)
- (例文)Je bosse dur. 一生懸命働く。
これは、上司を意味する英語の「boss」が由来となった表現です。
se cailler
では、次の単語にいきましょう!
se cailler:寒い(=avoir froid)
- (例文)On se caille, ici. ここは寒いです。
caillerは、「凝固(凝結)する」という意味があります。そこから、口語として「凍えるように寒い」と意味が転じていますね。
bouquiner
これが最後の単語です。これもかなり頻繁に耳にします。
bouquiner:読む(=lire)
- (例文)J’aime bien bouquiner le matin. 朝読書するのが好きです。
動詞では上記の意味で bouquiner ですが、名詞の bouquin で「本」という意味もあります。また、古本屋のことを bouquiniste と言ったりもします。
まとめ
以上が、フランス語でよく使う口語動詞5つでした!いかがだったでしょうか。
くれぐれも mot familier なので使う場面には注意してくださいね。
最後にまとめで確認しておきましょう!
- bouffer:食べる
- kiffer:好き
- bosser:働く
- se cailler:寒い
- bouquiner:読む
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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