今回の記事では、「il est 〜と c’est 〜 の違いについて」というテーマで解説していきたいと思います。
- ニュアンスの違いを教えて欲しい
- 例文を出して教えて!
- てか、そもそも違いあるの?
②:具体的な違いについて
③:これだけは覚えておくべきルール
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、今までよりも少し、フランス語での表現んニュアンスの違いが理解できるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
基本的な意味の確認
重要事項
それではまず、基本的な意味の確認をしていきましょう!
例文
Il est étudiant.(彼は学生です。)
C’est un étudiant.(彼は学生です。)
具体的な違い
では、いよいよ具体的な違いの解説です。
記述と紹介
それは、ズバリ
- Il est は décrire(描写する)ために使う。
- C’est は présenter(紹介する)ために使う。
以上が、今回の記事の大サビです。
ですから、紹介の場面でいきなり「Il est 〜.」の方を使うと少しニュアンスが異なりますし、描写すべきところで「C’est 〜.」を使っていても、同様に違和感を感じるでしょう。
例えば、以下のような使い方がいいかもしれません。
- C’est mon père. Il est français.
- C’est un ami. Il est étudiant.
あとは、繰り返し使いながら自分で意識していくことが重要です!
頭で理解しているからといって、いつも正しく話せるとは限りませんので、繰り返しの努力でどうにかしていきましょう。
絶対にやってはいけないこと
最後に、絶対に文法的に間違っている表現を確認しましょう。
たとえ Il est と C’est の間違いをしたとしても、以下に示すような間違いは犯さないようにしましょう!
× Il est le prof de français.
× Il est un étudiant.
これらの表現は、どのように言えばいいでしょうか?
C’est mon ami./C’est le prof de français./C’est un étudiant.
上記のような言い方をしなければなりません。これは、紹介と描写の違いというよりも、文法的なルールにのっとっていません。
品質形容詞 adjectif qualificatifが多いと覚えておきましょう。
まとめ
最後に、今回の記事のまとめをしておきましょう。
【文法のポイント】
- Il est は décrire(描写する)ために使う。
- C’est は présenter(紹介する)ために使う。
- Il est のあとは、基本的に冠詞が来ることはない。
最後まで読んでいただきありがとうございました。