今回の記事はフランス語の提示の表現「C’est〜」について文法的に解説していきたいと思います!
・注意点をまとめて教えてほしい
・例文と一緒に分かりやすく解説して!
②:発音の注意点
③:否定文と、過去形・未来形
この記事はこんな感じの内容になっています。これを読めば、もうC’estの表現はマスターできているはずですよ!
C’est の意味と用法
それではさっそく、c’est の説明からしていきましょう。
この意味は、
- これは〜です。
- あれは〜です。
というような、相手になにかを指し示す「提示」の表現です。
文法的には、以下の用法があります。
- 単数のものを言うときは、c’est 〜.
- 複数のものを言うときは、ce sont 〜.
合わせてフランス語の提示の表現は、他にも2種類あるので一緒に押さえておきましょう。
意味
c’est 〜 や ce sont 〜 の意味は、英語でいうと
- this is
- that is
の意味で使います。
フランス語では、「あれ」「これ」の区別がはっきりしていないのでザックリ使っていいでしょう!
用法
用法は、c’est のあとに名詞か形容詞を置いて文を作ります。
- Cest un stylo. これはペンです。
- C’est bon. これは良い(おいしい)。
- Ce sont des pommes. これらはりんごです。
こんな感じで使います。
ちなみに ce sont という表現ですが、これは、
- 指し示すものが複数のもの
- 改まった言い方をしたいとき
この両方のときだけ使います。
なので実は友達との会話などでは、C’est des pommes. とも言えちゃいます。
発音
発音に関してもいくつか注意点があります。
基本中の基本ですが、
- c’est は「セ」
- ce sont は 「ス ソン」
と発音します。「セ ソン」じゃないので気をつけてくださいね!
あと発音に関しては、
- エリジオン
- リエゾン
この2点をあわせて見ておくといいですね。
以下で簡単に触れておきますが、これらをちゃんと勉強したい方はこちらから見ておいてください。
エリジオン
まずエリジオンですが、これは簡単です。
C’est という表現は、Ce est が省略されてこのような表記になっています。
このような「2つの単語が省略されて1単語になるもの」の発音の省略のことを、エリジオンといいます。
リエゾン
次に、リエゾンです。こちらのほうが重要です。
これも発音の省略なのですが「別の音が出てくる」というのがポイントです。
- C’est un 〜.(セ タン)
- C’est une 〜.(セ チュヌ)
この場合に特に注意しておきましょう。
un が母音で始まるため、est の 最後の t と音が繋がって、「セ アン」じゃなくなります。
否定文
否定文にするときの方法も一応見ておきましょう。
否定文は、ne と pas で動詞をはさめばオッケーなので、
- ce n’est pas 〜. ス ネ パ
- ce ne sont pas 〜. ス ヌ ソン パ
この形で使います。
(例)
- Ce n’est pas difficile. 難しくないよ。
- Ce ne sont pas des stylos. これはペンじゃない。
過去形
一応、過去形の言い方も見ておきましょう。
動詞は être なので、こいつが活用します。
- c’est → c’était(半過去)
- c’est → ça a été(複合過去)
この2パターンが考えられます。
(例)
- C’était très difficile. それはとても難しかった。
- Ça a éte ? どうでしたか?
この2種類は、文法的に言うと「半過去」か「複合過去」かの違いで使い分けてください。
ここで覚えておくと良いのは、Ça a été ? で「どうでしたか?」という意味で使われることです。レストランで店員さんに聞かれることもあるかもしれないので、覚えておきましょう。
また、過去時制についてはこちらでまとめていますのでチェックしてください。
未来形
最後に未来形です。
これも être の活用が分かっていれば簡単です。
c’est → ce sera(単純未来)
これだけで大丈夫です。
(例)Ce sera mieux. 良くなるだろう。
まとめ
以上が、フランス語の提示の表現「C’est」の使い方の解説でした!
- 意味は、「これは〜です」という提示表現
- 「あれ」と「これ」を区別しない。
- 複数のときは、ce sont〜.
- un と une があとにくるときは「リエゾン」に注意
- 半過去→ c’était
- 複合過去→ ça a été
- 単純未来→ ce sera
これだけは絶対に頭に入れておきましょう!
では引き続きフランス語の勉強頑張っていきましょう。
途中ででてきたリンクたちです。