今回の記事では、フランス語の動詞「aimer+定冠詞」の使い方について解説していきたいと思います!
ここでは特に、
J’aime le chien.
J’aime les chiens.
この2つの文の違いについて見ていきます!
2つとも、「犬が好き!」って言いたい時に使えばいいんじゃないの?
こんな風に思った方は絶対に最後まで読んでください!
それではさっそく見ていきましょう。
ここでまず、動詞aimerについて確認しておきたいという方はこちらからどうぞ。
2つの違い
それでは、さっそく結論から見ていきましょう。ズバリ先ほどの文は、日本語訳すると以下のような意味になります。
- J’aime le chien.
→わたしは(食べ物として)犬の肉が好き。 - J’aime les chiens.
→わたしは(動物として)犬が好き。
このような違いがあります。
これはとんでもない違いだ!
「ベジタリアン」の人の理由の一つが、「動物を愛護する気持ち」を持つことも多いです。その意味でいくとこれは真逆の伝わり方をしますね。
一歩間違えると、相手にとんでもない誤解を与えることになりますので、ここはしっかりと2文の意味の違いを把握しておきましょう。
間違えても笑い話になったらいいですが、「動物が好き」という意味の文脈で会話しているときに「犬を食べたい」なんて言ってしまったら、その場が凍りつくかもしれませんね。
では、なぜこのような意味の違いが生まれるのかの理由を見ていきましょう!
aimer+定冠詞
J’aime leとJ’aime les
このように一般的に「好きな物」を答えたい場合、
aimer のあとに定冠詞とともに名詞
を置くことで、この表現することができます。
このときに発生するもう一つの以下のルールがポイントになります。
- 数えられない名詞 → 単数形
(例)J’aime le vin. ワインが好き - 数えられる名詞 → 複数形
(例) J’aime les sushi. 寿司が好き
このルールに当てはめて考えると、
動物としての「犬」は1匹、2匹、3匹、、、
と数えることができます。
でも、「犬」の肉は数えられない名詞になりますよね。
まとめ
最後にもう一度だけ確認しておきましょう。
- J’aime le chien.
→わたしは(食べ物として)犬の肉が好き。 - J’aime les chiens.
→わたしは(動物として)犬が好き。
好きな物をいうときは「定冠詞」とともに使うこともここで合わせて理解しておきましょうね!
それでは引き続き勉強がんばっていきましょう。
Bon courage !