今回の記事では、大学生向けに「第二外国語」を選択する時のポイント、というテーマについて書いていきたいと思います。
- オススメの言語はどんなものがある?
- 簡単な言語を選択したい!
- 選ぶときの基準を教えて〜
②:目的別のポイント
③:注意点について
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、第二外国語でなにを選んだらいいか、が今までよりも見えてくるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
選ぶ際の基準
それではまず、選ぶ際の基準について考えていきます。
例えば、これからドイツの歴史を学ぼうと決めている人にとっては、当然「ドイツ語選べよ」というアドバイスが適切です。
なので、第二外国語を選択する目的をハッキリさせるところから始めていきましょう。
(自分は目的があやふやだったため、最初は大学の授業で中国語を選択して勉強していて、大学2年生ごろからフランス語を独学で勉強し始めました。)
目的3つ
目的別で、以下のような3つのカテゴリーで分類することができます。(別の目的がある方は、その目的に沿って選択する基準を考えればいいと思います。)
- 講読のために学ぶ
- 教養のために学ぶ
- 単位取得のために学ぶ
まず、背伸びをせずに「なんのためか」をしっかりと考えましょう。
当てはまる人
1つ目の「講読のために」外国語を学ぶという人は、おそらくガチで勉強したい文学部の学生になるかとおもいます。これらの方は、外国語の重要性が他の人よりも非常に高いので、より真剣に選ぶ必要があります。
2つ目の「教養のために」外国語を選ぶという人は、海外旅行にも興味があったり、比較的異文化を取り入れたりすることが好きな人です。
3つ目の「単位取得のために」外国語を学ぶ人は、とにかく全く興味がない人です。そんな方には、「言語の特徴」や「世界での話者数」以外の部分が重要になってきます。
目的別のポイント
では、目的別のそれぞれのポイントです。
講読のための方
まず、講読のために勉強する人は、絶対にその分野で必要な言語を選んだ方がいいです。
文学部(文学・史学・哲学を専攻する)に所属しているなど、ある程度方向性が決まっている人は、それを選べば大丈夫です。
決まっていない人は、
- アジア圏の文化に興味がある人は、中国語
- 欧米圏の文化に興味がある人は、ドイツ語かフランス語
を選択するのがいいでしょう。
ここで、朝鮮語やスペイン語、ロシア語などを選ぶよりも、中国語やドイツ語、フランス語を選択しておいた方が、のちの可能性は広がります。
また、ラテン語やギリシア語は思っている以上に必要にはならないです。もちろん学んでいた方がいいですが。(自分は挫折済み)
教養のための方
次に、教養のために勉強する人は、興味のある国の言語を選択するのがいいです。
その興味が、
- 好きなアーティストがいるから
- 旅行に行ってみたいから
- これから経済発展しそうだから
- 話者数が多くて実用的だから
など、理由はさまざまだとは思いますが、とにかくこの場合は気になる言語を選ぶ方がいいと思います。
なぜなら、もはや続くかどうかはモチベーション次第だからです。
単位取得のための方
最後に、単位取得のための方ですが、もちろん単位がとりやすい言語を選択しましょう。
人によっては第二外国語の試験なんかはさっと通過して、専門の勉強に時間を費やしてもいいし、もっと自分が打ち込めるものに時間を有効活用するのもアリです。
その場合、
- 比較的、簡単に単位をくれる先生がいる
- 試験前に頼れる友達がいる
- その言語の授業を取る人が多い
こういった理由で選ぶことをオススメします。
オススメするというのは、「単位取得しやすいかどうかで選ぶ」ことではなく、「単位取得しやすいかどうかで選ぶ」ならば上記のような基準で選ぶこと、という意味です。
注意点
最後に注意点です。
それは、
- 簡単な言語なんてこの世に存在しない
- 英語のレベルはできるだけ高めておく方がいい
この2点だけは覚えておくといいかもしれません。
おそらく「簡単な言語」として聞いた言語は、「日本語に似ている」という意味なので難しいかどうかはまた別問題です。
あと、英語はぶっちゃけどの場面でもできて損はないです。無理に勉強しなくても、今のレベルを落とさないという気持ちで頑張っておくと良いかもしれません。
まとめ
以上が、第二外国語を選ぶ時の基準とポイントです!
最後にまとめをしておきます。
- 講読のために学ぶ
→必要な言語を選択する
→ない場合は、中国語またはドイツ語かフランス語 - 教養のために学ぶ
→興味のある言語を選択する - 単位取得のために学ぶ
→単位がとりやすい言語を選択する
ぜひ参考にしてみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました。