今回の記事では、フランス語の学習者にとって重要な「ローマ数字の表し方」について解説していきたいと思います。
- IとかⅫの数え方ってあんまりよく分かってない
- そもそもローマ数字はいつ使うの?
- とにかく覚えておくべき数字を一覧で教えて!
②:表記の仕方を解説
③:覚えておく数字の一覧
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、もう数字については怖くなくなっているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
ローマ数字を使う時
それではまず、ローマ数字を使う場面から一緒に確認していきたいと思います!
もしここで、
- サクッとローマ数字の概要だけ知りたいのに
- 対応する数字の一覧を見れたらそれで良い
と感じる方がおられるかもしれません。
そういう方にとっては、この記事で順番に説明していくことが、逆に遠回りに感じられる可能性があります。ですので、その場合はこの上にある「目次」を開いて、その項目を参考にしながら、ぜひ自分の見たい箇所へとジャンプして見てください!
順番や番号を表す数字
それでは実際に本題へと移ります。
ズバリ、「ローマ数字」が使われる時はどんな時かというと、以下のような場面が想定されます。
- 王様の名前(Louis XIV:ルイ14世)
- 世紀(XXe siècle:20世紀)
- 本の章や節(chapitreⅤ:第5章)
- 科目(Mathématiques ⅱ:数学2)
- 時計の文字盤
いかがでしょうか?
少しむずかしく感じる方もおられるかもしれませんが、個人的には「思ったよりも使う場面は限られている」と言ってもいいのではないかと思います!
しかも、これらが表す順番は、そこまで多くはありません。一番数が大きくても、おそらくそれは「世紀」ではないかと思います。
ということで、ここで「覚えておくべき」情報について、整理し直します。
要点は以下の通りです。
→21まで覚えておけば、ほとんどの場合に対応できる!
以上が、「ローマ数字を使う場面」に関する基本説明になります!
ローマ数字の表し方について
それでは、具体的に表し方の解説に入っていきます!
アラビア数字とローマ数字
まずローマ数字を理解するために、覚えるべき数を「アラビア数字」と対応させて学びましょう!
(例)0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10個の数字を使って表現される数
- Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、、、はローマ数字
- 1、2、3、、、はアラビア数字
- 一、二、三、、、は漢数字
です。
ローマ数字 | I | V | X | L | C | D | M |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アラビア数字 | 1 | 5 | 10 | 50 | 100 | 500 |
1000 |
たくさんあるようにも見えますが、先ほどの要点を思い出してください。
- Ⅰ:1
- Ⅴ:5
- Ⅹ:10
今覚えるべきは、この3つだけで大丈夫です!
足し算か引き算
それでは次のステップへと進んでいきましょう。
次は、これらの文字を組み合わせて、「足し算」か「引き算」をすることによって、さまざまな数字を表現するわけです。
例えば、2は「1+1」で表されますから、ⅠとⅠを足して、Ⅱと表現します。
ここで、2〜9までの数字のうち、「どれが足し算」の考え方で、「どれが引き算」の考え方を適用するのかを示しておきましょう。
【足し算】
- 2:1+1
- 3:1+1+1
- 6:5+1
- 7:5+1+1
- 8:5+1+1+1
【引き算】
- 4:5−1
- 9:10−1
位置の確認
ここまでくれば、もう完全理解の状態も近いです。
と覚えましょう!
(例)8
つまり、8を例にとると、
8=5+1+1+1
となるわけですから、これをそのままローマ数字で表記すると、
8=Ⅴ+Ⅰ+Ⅰ+Ⅰ
ということになります!
8はⅧです。
5の右に足す数である1を3つ並べていけばいい、ということですね。
(例)19
次に、引き算の方も確認します。
19は、10+(10−1)
というふうに考えます。
引く数は「左に」というルールがあるので、このままローマ数字で表すと、
19=Ⅹ+(ⅩーⅠ)ですから、ⅩⅨということになります。
19はⅩⅨです。
覚えておくべき数字一覧
1~21
どうでしょうか?理解できましたでしょうか?
いきなり理解しなくても、徐々に慣れていけば良いと思うので、ここでは最後に対応する数字の一覧だけ載せておきます。わからない時があれば何度でも確認して見てください!
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まとめ
いかがだったでしょうか。以上が、ローマ数字の解説になります!
ポイントは、以下の通りです。
- ローマ数字は、番号や順番を表す際に用いられ、使われる場面は限定的
→21まで覚えておけば、ほとんどの場合に対応できる! - Ⅰ:1、Ⅴ:5、Ⅹ:10
- これらの文字を組み合わせて、「足し算」か「引き算」をすることによって、さまざまな数字を表現する
- 「足し算」の時は「右へ」、「引き算」の時は「左へ」
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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