今回の記事では、フランス語学習者に向けたおすすめラジオ番組の紹介をしたいと思います。
今回わたしも使っていて、中級者以上のフランス語学習者にぜひ使っていただきたいのが、「rfi」という完全無料で使えるサイトの「Journal en français facil」という番組です。
語学学習者にとってラジオ番組は、とても有益なものが多いので上手く活用すれば非常に効率良くフランス語を伸ばすことができます。
それではさっそく見ていきましょう!
RFIについて
まずはこのラジオ番組がどんなものかという説明からしていきます!サイトはこちらから飛べますのでぜひクリック。
参照URL:https://savoirs.rfi.fr/fr/apprendre-enseigner/langue-francaise/journal-en-francais-facile
見ていただくと分かると思いますが、サイトはこのような感じでとても見やすく作られています。できればPCで見るのがいいでしょう!
細かい特徴を以下で書いていきます。自分が望んでいる教材になりうるかどうかの参考にしてみてください!
構成について
1日1記事10分
このラジオ番組は1日1記事が更新され、1記事の内容は10分となっています。以下のように見やすく、ダウンロードも再生も簡単にできます。
スクリプト付き
これはありがたいことに、10分間の話したこと全てを文字におこしたスクリプトがついています。
記事のページをみるとこのようにスクリプトの付きのページにいくことができ、スクリプトを見ながら再生することができます。
とりあえずここまでが構成の説明です。
内容について
世界情勢の話が多い
内容は世界の政治についての記事が多いように思います。
特にシリア問題については頻繁に取り扱われています。
しかし政治関係の話が多いですが、ジャンルは文化・スポーツ・経済など多岐に渡っています。
en français facileではない
ここが結構大変なところです。
「簡単なフランス語で話された」ニュースか!と思って余裕をぶっかまして聞くと大変です。
真剣に聞かないと内容が全然入ってこないので、「中級者以上」でかつ、ある程度ボキャブラリーに自信がないと難しいかもしれません。
オススメの使い方
目次だけ聞き取る
ラジオ番組の最初の概要だけ利用するという方法は、わたしが昔から実際に行っている勉強法です。
この10分間のラジオでは、正直内容が膨大で知らない単語もたくさん出てきます。例えば、イラクの地名の単語とかも平気でたくさん出てきます。
なぜかというと、冒頭でその日に取り扱う3〜5つぐらいの記事のまとめを、先に1分半以内ぐらいで話してくれるからです。そこだけ利用しています。
リスニング試験のつもりで聞いて、全てを理解しようとするのではなく、
- 「とにかく何の話をしているか」
という点を聞き取る訓練です。
これで、わからない単語は飛ばしても、必ず押さえておくべき部分を逃さず聞きとる練習になります。
例えばこの日のニュースは4つの項目があります。
ここが、冒頭部分です。
この冒頭部分だけを絞ってメモに聞き取ったものを書き取り、話の内容4点のまとめを自分で作っています。
この方法だと聞く教材も2分かからないので飽きませんし、毎日の習慣として継続することができます。
もちろん毎日全部取り組めたら一番いいですけどね。
注意点
この上で説明した方法での学習は、リスニング力やボキャブラリーどうこうの前に、そもそもそのニュースを知っていないと聞いていても全く理解できないことがあります。
政治の話はゆっくり話してくれてボキャブラリーが容易なものでも、なんのこっちゃなときもありますし、逆に上の4つ目のニュースなんかは流して聞いてもある程度わかると思います。
「東京オリンピック」に関するニュースは日本でも耳にする機会が多いのである程度知っていることもありますし、一応ドーハの世界陸上も見ていました。
そうすれば、このようなことがニュースになっていることはあらかじめ知っています。
このように、リスニング以前の問題がある場合があるので、日頃から時事ネタに興味がある人のほうが向いていると思います。
まとめ
以上がわたしが現在も行っている、ラジオ番組を利用したフランス語のリスニング勉強法でした。
これは日常会話というよりも
- 学術的な単語を知りたい方
- DELFのリスニング対策の教材を探している方
向けにはいいのではないでしょうか。
ハッキリ言って、DELFのリスニングなんてちゃんと全部聞き取ろうとするのは無謀ですからね。大事なのは、ちゃんと押さえておかなければならないところを聞き逃さないことです。
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