今回の記事では、フランス語のボキャブラリーを増やす上で、単語を理解するための勉強法について解説していきたいと思います。
- 単語はどういうふうに勉強すればいい?
- 一対一対応してない単語をどうおぼえよう
- そもそも単語を覚えるのが苦手
②:3つの理解の仕方
③:それぞれの解説
この記事の構成はこんな感じです。これを読めば、フランス語の単語をニュアンスに合わせて覚えられるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
一対一対応していない
まず、フランス語の単語を覚える時に注意しておきたい点は、
ということです。
どういうことかというと、例えば「frère」という単語。
これは、「兄」と「弟」という単語の両方の意味を持っており、ここに「年齢差」による区分がないことがわかります。
だから、
こういう場合は、「単語の語源を知り、イメージとして理解すること」が重要です。
これについては、こちらの記事で解説しています。
他にも
他にどんなパターンがあるかというと、この記事で解説した単語もそれに当てはまります。
日本語だと、「おもしろい」だけで覚えてしまいがちですが、フランス語だといくつかの表現があります。
- intéressant
- drôle
- amusant
ここでは「どのように」おもしろいか、が重要になってきます。
個人的な話で申し訳ないですが、自分の部屋は、間違いなく「汚い部屋」だと思います。
でもそれはフランス語でいうならsale という意味ではなく、desordreという意味です。
でも日本語にしたら、「部屋汚いね」と言われそうです。
このような「単語」たちを、どのように理解すればいいかを解説していきます。
3つの理解の仕方
ではここで、3つの理解の仕方と覚え方を紹介します。
- 語源を調べる
- 画像検索する
- 仏仏辞書を使う
これらを順番に解説していきます。
語源を調べる
まずは基本ですが、「語源から覚える」という方法です。
例えば、intéressantという単語は「inter」「esse」というふうに理解します。
- inter:間に
- esse:存在する
このことから、 「物事 (=存在) の間に入り込んで知ろうとする 」ものなので、「興味深い」というおもしろさを意味します。
こう理解することで、「笑える」おもしろさのdrôleとは違うニュアンスだと理解できます。
画像検索する
2つ目の方法は、「画像検索」という方法です。
著作権の問題もあるので、検索結果の画像を貼ることはしませんが、intéressantと調べると、drôleやamusantの時には出てこないような画像がたくさん出てきます。
- 書籍が積み上げられた写真
- 勉強している写真
- なにかをひらめいている写真
このように、「知的好奇心」のニュアンスを持った単語であることが分かります。
仏仏辞書を使う
最後に紹介するのが、「仏仏辞書を使う」という方法です。
フランス語でフランス語の意味を調べるという作業は、本当に楽しいです。
ぜひ脱ビギナーした方は普段から取り入れてみてください!
ちなみに先ほどの単語を調べるとこんな感じです。
- inréressant:qui présente de l’intérêt, qui retire l’attention
- drôle:qui fait rire
- amusant:qui amuse, qui fait rire et sourir
これによって、drôleとamusantの意味が近いことや、intéressantだけが「興味関心を引く」おもしろさであることが分かります。
まとめ
以上が、単語のニュアンスの理解の仕方に関する勉強法のまとめです!
まとめておくと、方法は以下の3つ。
- 語源を調べる
- 画像検索する
- 仏仏辞書を使う
ぜひ参考にして、勉強に取り入れてみてください!