今回の記事では、フランス語の試験DELF / DALFに関して「スピーキングの攻略法」について重要なことを解説していきたいと思います。
- 口頭試験のストレスが半端ない
- 試験に合格したいから勉強法教えて!
- 慣れない試験形式だからどう対策すればいいか分からない
②:その理由を解説
③:不安要素を潰していく
この記事の構成はこんな感じです。
これを読めば、もうDELF/DALFのスピーキングは怖くなくなっているはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
具体的なアクション
一応念のため…
超短く前置きとして申しておきますと、
私は過去に、DALF C1のスピーキングで25/25という点数を取得しております!
実は口頭表現は全く得意ではなかったのですが、とにかく過去問の分析を徹底的にし、いろんな対策を自分なりにやってきました。
だからこそ、みなさんのお役に立てることがあるのではないかと思っております。
結論をズバリ!
はい、さっそく本題です。
長ったらしく尺を引っ張って引っ張って、最後にチョロっとだけ結論を言う、なんてことはしません。笑
- DELF B2やDALF C1に合格したい
- どんな対策をしたらいいか分からない
- 留学のために試験に合格する必要がある…
こんな悩みを抱えた人が、今すぐ習慣化するべきたった一つのことは、
もうズバリこれだけです。
…どうですか?
めちゃくちゃだるいかもしれませんが、これを習慣にすることです。
「は〜い、わかったわかった。」
と言われてこのページを閉じられそうなので、、、
後半で説明しますが、これだけ先にネタバラシします。
- 社会問題に本当に関心がない →それは当然
- 社会問題に対して自分の意見などない →意見はなくていい
- 社会問題は何が正解か分からない →正解とかはない
おそらくこの記事にたどり着いているということは、今これを読んでいるあなたはDELF/DALFを受けようと思っているはずです。
だったら、今日からすぐに始めてください!
毎日歯磨きをするように、社会問題に触れてください。笑
気が向いた時だけじゃないです。毎日です。
時事問題に触れるべき理由
とは言っても、いきなりこんなことを言われて
、、、みなさんどう感じましたか?笑
- まぁそれはウスウス大事だとは思ってたけど、、、
- え、それフランス語の勉強じゃなくない?
- 社会問題とかについて議論するのは苦手で、、、
こんな声が聞こえてきそうです。
でも、ここは冷静に現実を見つめましょう。
DELFやDALFで求められているスピーキング能力は、
- 自分の趣味について流暢に語ること
- 友人と難なく雑談を継続すること
- ビジネスの場面で業務を遂行すること
…ではないんです!
公式サイトから引用すると、
出題されたテーマについて、自分の見解を述べる。面接官と議論する。(B2)
与えられた資料を用いて、指定されたテーマに関するプレゼンテーションを準備し、面接官に自分の見解を述べる。面接官から質問を受け、見解について話し合う。(C1)
ということです。
そして、ここでいう「テーマ」は、社会的なものと決まっているのです!
要するにもうザックリ言っちゃうと、DELF/DALFのスピーキングは
ってことなんです。
具体例
では、実際に出題されそうなテーマを挙げて、その重要性を説明します。
例えば、
「新しいテクノロジーは地球温暖化の解決策になるか?」
というテーマについて話をしなければいけないとします。
その時に、
Q.地球温暖化の原因は何か?
A.温室効果ガス
とか
Q.地球温暖化によってどんな問題が引き起こされているか?
A.異常気象、絶滅危惧種の増加etc.
のような、
こういった環境問題に関する基礎的な知識がもしなかったとすれば、たとえフランス語の文法知識がどんなにしっかりと頭に入っていたとしても、試験でうまく話すことはできません。
文字通り、話にならないんです。
だからこそ、こういった試験に耐えうるためには、日頃から社会的なテーマを扱った時事問題について触れていくことが重要です!
…これで、
実際にやりましょう!
ここまでの説明で、
- 社会的な時事ニュースに触れることの重要性を認識できた
- 今すぐにでも取りかかる準備はできている
- さっそくやる気になっている
という方は、ぜひこのページを閉じて、もう始めちゃってください🔥
この記事では、とにかく
とは言っても
では、ここからは、
「そうは言ってもイマイチ頑張れないな〜」
という方に向けて、もう少し背中を押していきたいと思います!
安心してください。
ずっと、
- 「時事問題についての知識をつけないとな〜」と心の底では思いつつも、
- イマイチどうしたらいいのか分からず、
- 何かと言い訳をつけて現実から逃げてしまっていた
↑これがかつての私です。
その経験から、みなさんがこれを言われて「どんな点を不安に感じるのか」を多少はわかっているつもりです。
それを今から潰していこうと思います。笑
三大不安
それでは、勝手に不安要素を3つにまとめて発表します。
みなさんの不安は、ザックリ分けると以下のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
- 社会問題に本当に関心がない
- 社会問題に対して自分の意見などない
- 社会問題は何が正解か分からない
どうでしょうか?
こういう漠然とした不安が、社会問題を学ぶことに対して難しさを感じさせている要因な気がします。
以下では、これらの要素を個別で見ていくことにします。
ただ、これだけは先に言っておきます。
- 社会問題に本当に関心がない →それは当然
- 社会問題に対して自分の意見などない →意見はなくていい
- 社会問題は何が正解か分からない →正解とかはない
一つずつ確認していきましょう!
関心がない
では、「社会問題に関心がない」という点から始めましょう。
まず、わたし自身がこの点に関して全く興味がありませんでした。笑
私は文化や歴史、文学、哲学・思想などの人文系の勉強は大好きなのですが、政治や経済、法律など、いわゆる「社会系」の科目は常に(今でも)苦手意識を持っています。
これはもう個人の性質によるものとしか言えないのでは?と思うぐらい、「興味のないものは興味がない!」って感じです。笑
コンビニに行ったら、スイーツコーナーは絶対見てしまうのですが、ホットスナックのコーナーにはあまり興味がないのと同じ感じです。(?)
どちらがいいとか悪いとはではなくて、そういうものだから仕方ないなとまずは諦めます。
しかしこれは、単に「わたし個人の特性」という枠組みを超えて、
- 批判的思考よりも暗記を重視する教育の影響
- 調和を重視する生活様式の影響
- 個人主義が弱いという社会的な影響
など、日本で生活をしてきた上での環境要因が多く考えられます。
ですので、
「関心がない」
ということで怯えず、
「知識をつけ始めたら徐々に関心は高まっていくものだ」
と楽観視してみてください!
これは、フランス語の勉強だけでなく、多様な環境で人とコミュニケーションをする上で非常に役に立っています!
自分の意見がない
続いて、「自分の意見がない」という点について。
これも、別になくて大丈夫だと思います。
もちろん、自分の信念を持っていることはカッコイイし、何かを質問された時にはきちんと自分の意見を主張することが大切でしょう。
むしろ、強烈に何かに「賛成」していると、客観的に筋の通った論を組むこと自体が難しくなったりもしちゃいます。
まずは、時事問題に触れて多くの意見を取り入れ、「世間ではどんなことが議論されているか」ということを知り、「論点」や「視野」を広げることが重要です。
実際、私がDALF C1の試験を受けたときは、「教育においてAIを使用することに賛成」という立場でプレゼンをしましたが、もしこれが「教育においてAIを使用することに反対」という立場をとったとしても、きちんと構成を組み立てて話せたと思います。
私は個人的に、「積極的なAIの使用」に肯定的な立場で生活していますが、試験中でもそれを堅持する必要は全くない、ということです。笑
もう少し気楽に考えて、いろんな意見を知ろう!と普段からオープンマインドでいることが大切です!
重要なことは、いろんな意見のストックを増やすことです。
正解が分からない
最後に、社会問題は「正解が分からない」という点についてです。
これは、声を大にして言います。
絶対的な正解なんて、あるわけないです。
もしみんなが納得する正解があったら、そもそも社会問題になっていないからです。笑
だから、自分の考えが間違っているかという不安は感じなくて大丈夫です。
しかし、みなさんもよーくご存知の通り、日本の教育システムでは「正しい答え」を見つけることが重視され、試験での高得点を目指す学習が奨励されます。
その分、明確な答えが存在しない問題に直面すると、戸惑いや不安を感じやすくなるのも分かります。
しかし、社会問題の多くは複雑で多面的であり、一つの正解がないこと。
だからこそ、議論によって合意形成をすることが大事だ、ということ。
正解がある問題には、「正答」と「誤答」が存在しますが、正解のない問題には、「わたしの意見」と「あなたの意見」があるだけです!
根底に流れるこのような思想を理解しておくと、少しは気楽になれるのかなと思います。
まとめ
ここまで長ったらしく説明してきましたが、今回の記事で言いたいことは一つです。
フランス語の試験、DELF/DALFを受験したいなと思っているなら、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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